CP+
年明けて2月は自分にとっていろんなことがありすぎて、今までの人生でも珍しくポジティブな考えができない状況で、ブログを書くことも写真を撮ることもテンション的にできなかったのですが、色々な人の助けを借りてだんだん良くなってきたのと3月になったので、少しずつペースを取り戻して書いていこうと思います。
という訳で気分をアゲるためにもと年に一度のカメラの祭典、CP+へ。
日本に帰ってきて3年ぶり、2回目。久々に参加できました。
今回の自分的な目玉は何と言ってもリコーのGRIII!
じっくりと触ってきました。
今使っているGRに対しては、ISO1600くらいの高感度でかなりノイズが出ることが最大の弱点だと思っていました。それが今回のGRIIIではISO6400でもほぼOK。しかも手ぶれ補正もついて鬼に金棒状態。
これ、1/5、手持ちです!4段分の手ぶれ補正は伊達じゃない。触るまでは本当にGRに使える手ぶれ補正がつくのかな?って不安だったんですが、これは、ちゃんと効く手ぶれ補正だ!
これなら手持ちでなんでも撮れると言っても過言ではないでしょう。しかも2段分のNDフィルターもついているので、昼間でもある程度の長めなシャッター速度、結構いけるんじゃないでしょうか。
もうこれだけで十分!十分なんですけど、GRIIIはさらにAFも早くなって、マクロも6cmまで(GRは10cm)いける。しかもサイズは小さくなるという。
これほど、使っている人がこうだったらいいなという思いに対して正常に進化したカメラはないかもしれません。
そんなGRIII、3月15日に発売だそうです。
私としてはDP2を買った時と同じく、予約して買いたいと思います。
そのほかはフジのプリント展示が素晴らしかったですね〜。照明も素晴らしいんですけど、そこに本物があるかのような実存感で、ものすごく綺麗。インクジェットとは違うコッテリしたプリント。これからは頼んで大きくプリントをやってもらおうと思いました。クオリティからしたらそんなに高くない。ちょうどいらっしゃった開発者の方に聞いたら採算度外視レベルとのことでした。
そして写真の師匠と思っている塩澤先生のステージも見られて元気をもらい、挨拶もできたことが何より嬉しかった。行ってよかったCP+でした!
SIGMAの40mm、これもよかったなあ。
EOS RP。EOS Rと同じで撮影後、一瞬だけ表示がカクつく。あれさえなければ移行できるんですが、、、。
2018-06-05 船の科学館の宗谷
天気の良い5月の昼下がり、20年ぶりくらいに、いや、もっとかな25年ぶりくらいでしょうか。うーんなんかO氏と行った記憶もあるのでそんなに経っていないかも。
という感じで船の科学館に行って来ました。
昔青函連絡船が展示されていた時には中にDE10があって、青函連絡船が解体された時に中から取り出して、千葉のポッポの丘で保存しているのを見に行ったことがあります。
[Yの王宮 ポッポの丘に移設したDE10 http://d.hatena.ne.jp/p0lar-star/20170124/p1]
5万トンの客船を模した建築も40年の歳月が押し寄せて、2011年の地震の後に耐震基準などの影響か、展示は休止され、事実上の休館状態となっております。
併設されていたプールも今やパラリンピックのための体育館になっており、死に体状態です。昔の輝きはすでに消えているお台場ですが、腐ってもお台場。ゆりかもめの駅から近く、立地は良いと思うので、なんとか新しい展開が生まれてもいいんじゃないかなあと思います。勿体無いですね。
山手線の新駅もこの笹川親分のビルのすぐ近くにできるようですし。
その休止中の本館についてはロビー付近にのみ立ち入ることができます。
ロビーの雰囲気だけ見れば全く老朽化の気配なし、ホテルのロビーのように豪華な意匠が目を引きます。
こんなに豪華だったんですね。子供心には全くわかりませんでした。
昔の羽田空港にあったような手前に開く自動ドアも健在でした。これをよく覚えています。
ロビーでは宗谷の写真展を開催しておりました。
で、宗谷。
宗谷は船の科学館で二式大艇と一緒に長らく展示されておりましたが、別料金。なので私宗谷を見学するのは初めてでした。
今は無料で見学できます。東京都の公園整備となんとなく一緒にやっているようです。VIVA東京都。
昭和30〜40年代をそのまま真空パックしたような中の雰囲気です。船自体は戦前からの船です。
船の食堂の雰囲気もなかなかいい感じでしょう。
空調がないので、日が照る方の部屋はやたらと暑いとか。
今では防火のためになかなかそのままは使われない木がふんだんに使われています。
こちらが船長です。みんな思うと思うんですけど、BBゴローに似ています。
こちらがブリッジ。操舵輪が木製。ほんと、クラシックな船だったんですね。
後付け感が半端ないヘリ甲板。
運用時は柵は当然なかったので、結構怖かったでしょうねえ。
やたら寛いでいる男たち。南極用に缶入りのタバコ(わかばとか)が開発されたそうです。缶ピースでいいじゃん。
じいちゃん家にあった東芝のエアコン。デザインがオシャレだよね。
8気筒直列エンジン。わずか2400馬力。これを2機並列で4800馬力。よくぞこれで南極まで行ったもんです。
昔に比べるとかなり綺麗に改装された宗谷。ファンネルマークも塗り直されているようです。
今となっては宗谷しかないといってもいい状態の船の科学館。
昔のお土産コーナーが別館として整備され、笹川さんぽい展示が集中して置いてあります。これはちょっと面白い、海底の地形と経済水域を一つの地図に表したもの。これを見ると日本海は湖だし、世が世ならほとんど日本は大陸(の海岸線)ですよね。
タンカー用の大型スクリュー。とても綺麗に整備されています。
というわけで船の科学館でした。
お台場の喧騒から少し離れ、のんびりとぶらぶらするにはちょうどいい施設なのですが、船の科学館が結構好きだった人として、再興を期待したいと思います。
2018-06-05 印旛沼でうなぎチェアリング
5月、うなぎを食べに印旛沼に行っておりました。
印旛沼は田沼意次でもおなじみの長い歴史を持つ沼。
この辺は印旛沼で採れる(昔は採れた)うなぎのおかげでうなぎ屋さんのメッカにもなっています。
うなぎは白焼きで大切に食べたい。なので、このおよそうなぎを売っていないように見える、白焼き販売専門店で購入。
鰻屋の周りは水田。のどかで美しい風景が広がります。
買って即、近くの印旛沼公園へ。
クリスタルガイザーも買い込みました。
早速チェアリングスタート。チェアリングとは椅子だけを持って行うアウトドアカルチャームーブメント。
自分の決めた位置に椅子を置き、座り、景色を眺めながら、飲んだり食べたり音楽を聴いたりする。
人が二本足歩行をやめ、四本足の椅子に腰掛けるとき、何かが変わります。
2018年最先端にして人類の到達点。
なお使用する椅子は長時間のチェアリングの場合はコールマンなど2000円以内で手に入る肘つきのものが良いです。可搬性重視の場合は写真のヘリノックスがおすすめ。900gでペットボトルを少し大きくした程度に収まります。軽量椅子界の革命児です。座り心地も素晴らしく、私はこのヘリノックスが好き。
この景色。
そして白焼きのうなぎ!!・・・。。。。
むむ、白焼きのうなぎ、ほんのちょっぴりしか焼いてございません!!
がーん!これはお家で焼かねば・・・というわけでうなぎは撤収。
家で焼いて食べましたが、スーパー美味しかったです。
公園内の遊具へ。
ここでもチェアリング。自由な位置で景色を見ながら子供が遊んでいるのを見守れます。
自由とは椅子の位置を変えられることだったんですね。
椅子さえあればどこでも誰でもいつでもできる手軽なレジャーですが、得られる満足度は半端じゃないです。
皆様も是非。ただ、いかんせんこれからの季節は梅雨、夏とチェアリングには辛い時期ですので、虫、暑さ、日差し対策は万全で。
2018-06-04 庄内は天国(11)One of the Three Mountains of Dewa
一つ目は羽黒山です。
ここには特別天然記念物の杉並木と国宝の五重塔があります。
とにかくこの杉並木の立派なこと。屋久杉のような自然が育んだ造形美も大好きですが、人の手によって育まれてきた景観も良きかな。
杉並木の中に五重の塔が立っています。
今回は行ったらなぜか明治維新後初めてという五重の塔の内部公開がされておりました。150年ぶりらしいです。今年の11月まで公開されているとのこと。五重の塔の中が見たい人は今すぐ羽田から庄内空港へ。
中はスカイツリーの建設時も話題になった心柱が塔の真ん中にズドーンと通っている様子などがよくわかります。改修を重ね続けているのでしょうけれど、室町時代から同じような形であり続けていることに感動します。
そして、特筆すべきは「東京国立博物館 国宝特別展」的なのだったらものすごい列とかあると思うんですけど、さすが山形、案外と人もまばらで、殺伐とした雰囲気もなく、受付で拝観料の500円を払うと、お祓いして法螺貝で山伏までしてくれます。すごくPopです。
こちら樹齢1000年以上とされる爺スギ。婆スギもあったよとカミさんに言ったらハイハイよかったね、と言われましたので、証拠をここに貼り付けておきます。
こちらが山頂にある三神合祭殿。冬になると羽黒山以外の月山、湯殿山は閉鎖されてしまうので、一度に参拝できるように3in1になった施設がこちら。
手前の池は鏡池で銅鏡がたくさん奉納されているそうです。
お分かりかと思いますが、山頂ですので今だに雪がバッチリ残っています。5月初めですが、ここはまだ冬です。
茅葺き屋根の建築としては日本最大級。大きさに圧倒されます。
消火用の放水銃も常時睨みをきかせております。
各神がセパレート方式で奉納されております。どの神も平等な大きさなのが面白いところ。
こちらは履物の神。
ものすごく細いショーウインドウ。こういうタイプのプレハブ初めて見ました。
出羽三山歴史博物館。茅葺き屋根インスパイア系のコンクリート建築なれど左右対称ではなく、設計者のこだわりを感じる。
最後はレストハウスのようなお土産屋でお蕎麦。
ただ、このお蕎麦ではなく、かけ蕎麦がおすすめ。ラーメンのようなスープとそばつゆで味付けされていて、そばinto the ラーメンな感じでとてもよかった。
2018-06-04 春の最後
今日で春も終わり、と実感するほど最高の陽気の1日でした。
梅雨を挟み、次は夏が来ます。
さようなら今年の春。また来年!