新門司港入港

船は3日目(34時間目)の朝5時に新門司港入港。新門司港から門司駅までは乗り合いタクシーで20分。これ、船会社のサービスで300円なんです。ここらへんも気が利いているなあと思いました。


写真は朝6時前の門司駅。有名な駅舎建築でおなじみの門司港駅とは対照的に駅前にはミスタードーナツam/pmしかありません。



門司駅から一路鹿児島を目指し、7時3分発の特急「リレーつばめ3号」に乗車。何度も乗っている787系なのでちょいと残念です。


途中博多駅で3分停車の際にキヨスクで駅弁&日経購入。車内販売より幾分安くなります。
写真は購入した「玄海ちらし弁当」すべてが甘い。失敗した。



正直に言いますと、今回このめちゃくちゃ面倒な行き方を選択したのは「九州新幹線に乗りたい」という至極シンプルな欲求のリーズナブルな実現のためだからです。(東京>門司間10400円というフェリー代は宿泊費、設備を考えると納得)


なかなか乗れませんからね。博多までのびていない、こんな中途半端な距離走っている状態のフル規格の新幹線なんて。ちなみに博多まで伸びるのは前倒しされて2010年度内に完成が予定されています。


というわけでリレーつばめは9時50分に新幹線との乗換駅「新八代」に到着。同じホームとはいえ、3分で乗り換えてくれと急かされます。



「つばめ」は6両モノクラス編成(グリーン車は連結されていません)。いすの配置は基本的に2×2で余裕があります。


内装はこんな感じです。かなり強烈な印象です。八代い草の綱のれんがかかっている洗面室とか、木製シート、背もたれは西陣織、ブラインドは桜材を使ったもの。細部も細かい意匠が施されています。まさにぶっ飛んだ感覚を持つJR九州の底力発揮と行った感じ。


ただ、発券してもらった席が先頭車の一番前の一番左と言う1号車1ーAでしたので乗車率の低さが気になります。また乗車時間は35分程度なのにほぼ7割はトンネルです。車窓は期待できません!



さて門司駅から3時間半で鹿児島までやってきました。前にも来た事はあるんですが、駅前の変わりようにビビりました。駅ビルは地方都市に最近よく出現する感じのやつなんですが、なぜかでかい観覧車が…気でも狂ったか?


そして駅前付近にいる若めの女性が妙にケバださい!どうした鹿児島!?歪んだ発展を遂げてしまったのか?



知人の鹿児島大学生の案内で(到着後、「今鹿児島」と電話して来てくれためちゃいいひと!)鹿児島大を観光。


獣医学部や学科のある大学にはかならずあると思われる慰霊碑を大学を訪ねたときにはその大学の考えが慰霊碑から透けて見えてくるので、必ず見てくるようにしているんですが、ここの慰霊碑は感動。住民の方達がいつも献花してくださっているとの事で、慰霊碑の周りは花でいっぱいでした。たいていはひっそりと片隅にあったりするんですが。


それにしても農学部と理学部の校舎の差が激しくて笑ってしまった。公団住宅と企業の研究棟位の開きが…(泣)