スワンナプームと成田 ANAとSingapore Air


長らくのご無沙汰です。一時日本に帰国しておりました。昨日タイに戻って来たのでブログ更新再開!


今回は日本的なものとそうでないものを飛行機のサービスから考えてみます。


さて、今回の帰省ではANAのホームページなどで宣伝されている10000マイルでビジネスクラスにアップグレードできるというそこまでやっちゃって大丈夫なの?というサービスを活用してANAで帰って来ました。去年、シンガポール航空(残念ながらバンコクー成田便は7月いっぱいで休止)のビジネスにアップグレードしてビジネスを利用したことがあるのですが、この2つの航空会社のビジネスクラスでのサービスを見ていくと両者に大きな違いがあることがわかります。


どちらもバンコクを23時あたりに飛び立ち、朝8時に成田に着くというスケジュールです。機材はANAが767、シンガポールが777です。シートはANAがCLUB ANA Asiaで2−1−2アブレストシンガポールは2−2−2ですがシート自体はシンガポールの方が広く快適です。


驚いたのはANAではミールサービスが朝食となっており、シンガポールは搭乗後すぐなのです。考えてみれば23時発の便に搭乗される乗客の多くは事前にご飯を食べているでしょう。ビジネスの乗客では夜の会合後に日本に帰るスケジュールが組まれる事が多くあるでしょうし、日付変更(日本時間で深夜2時)したあとで豪華な料理が出て来てもなかなか楽しく食事というわけにはいかないでしょう。ANAは朝食のオーダーと朝食の必要不必要を搭乗時に聞く事により離陸後のミールサービスは飲み物に限定してすぐに寝てもらい、朝食時に起こされる事を良しとしない乗客にも配慮していました。対してシンガポールは搭乗後にドンドンとサーブされて来ます。朝食も簡単なものですがあるため眠れる時間はかなり減ります。そのかわりANAでは生タイプのうどん、カップラーメン、サンドイッチ等簡単な食事はいつでも注文することが出来ます。


しかしミール内容とシートは私が乗った時点ではシンガポールに軍配が上がります。シンガポールはいろんな種類が選べるブレッドサービス、チーズサービスやいれたてのコーヒーサービスなどきめ細やかでゴージャスな演出を取り入れていてとても美味しく快適です。シートもほぼフラットになります。


どちらもグッドなサービスなのですがANAのはなるほど、消費者心理にたった実を取る日本的なサービスであると感じました。




TG A300-600機内。



スワンナプームに駐機されていたエミレーツ航空A380。こんなに間近で見るのは初めて。B747と比較してデザイン上の間抜けさを強調してしまったのは操縦席が1階部分にある事でしょうか。



スワンナプーム空港内にあるファミリーマートにおでんが導入されていました。タイでおでん、いけるのでしょうか。いままでは無かった7−11も隣に出店しておりました。コンコース内のお店は入れ替わりがかなりありますね。



ANAの朝食。旅館の和朝食といった趣。久々の日本食に感謝。



成田空港にて。