ブロンクスズー


見てくれている方、ながらく更新しないでごめんなさい。
私事で最近胃が痛くて・・・まあそれは置いておいて、ニューヨークの写真の続きを載せますね。今回は旅の最大目的のブロンクスズーです。


これは「Tiger Mountain」の展示。このトラはアムールトラでロシアに住んでいるやつです。っていうかご覧いただいてわかる通り、普通の動物園の展示じゃあないんです。なかなかこの感覚を写真と言葉でお伝えするのは至難のワザなんですが、生息地の環境っぽい見た目で動物が見れるという感じ。


専門用語でランドスケープイメーション(風景溶かし込み)という技法なんですが、一見本物に見えて、そうでなく、飼育員、動物、観客それぞれにメリットがあるという展示方法です。


それと私がこの展示で感動したのは展示だけでなく、それを見た後にいま野生下でおかれている問題の展示と保護のための行動をトータルで観客にわかりやすく提示しているところです。


いやいや、アメリカの動物園は期待以上に良く出来ております。



さて、こちらはコンゴの森の展示。かなり大きい展示でコンゴの自然が再現されています。森の中を歩いていくとなにやらしましまの動物がいる、と思うとオカピを発見しました。


てな感じで、動物や昆虫などを発見する楽しみすらこの展示には備わっています。


そして今回一番感動したのはゴリラの展示。展示の中にある劇場の中に入ると8分くらいの短いゴリラ調査に関する映像が流れて、最後に後ろのスクリーンが開いてまさにコンゴのゴリラが目前に現れるという仕掛け。ここに書いてしまうのがためらわれるほど演出が凝っています。そしてそれは観客をのせます。


ここも最終的にコンゴの保護活動にどう関わるかという提示が最後になされていてとても計算された展示だと感じました。


このほか感じたことはたくさんありますが、それはまた別の機会に。