綱島温泉東京園


父の会社時代の友人さんと一緒に家庭菜園の手入れと綱島温泉ツアー。東京園は私が中学高校時代を過ごした地である綱島に昔からある立ち寄り温泉施設で綱島から家に帰るバスから何百回と見たことはあるけれど、一度も足を踏み入れることの無かった場所。ここにはじめて行ってみた。


 最近塗り替えられた外装にちらりと目をやりガラス戸を開けて受付に向かうと、もうそこはすでに綱島温泉ワールド。完全に外界との通信を遮断、なんとも言えない昭和40年代レトロのゆるい温泉地にトリップしています。料金は入浴のみ400円、休憩付きで800円。思ったよりも圧倒的に安い。だいたい、こういう施設は休憩を入れると1000円を軽く超えるのが相場だ。当然休憩付きを選択。


 早速服を解き、浴場に入ると、内装が1960年代イギリスカルチャーの影響を受けていそうな割とサイケデリックな色調で襲ってくる!赤青黄緑。男湯頭上、女湯頭上には♂♀(オスメス)マークが。「客層&この温泉の現在の立ち位置」に対してこのサイケ具合のギャップが圧倒的かつ、渋い。


 温泉自体は18度の鉱泉。東京、神奈川に良くある黒色の重曹泉。しっとりと雰囲気を堪能して上がり、休憩室へ。この休憩室、もはやこの地域では貴重と思えるユルさ。開放的でレトロで、客層が普段は絶対に会わない(会えない)ような不思議な人ばかり。あーなぜ中学高校時代に足を踏み入れなかったのか悔やまれるほどのほのぼの感。


 おばちゃんたちの服装から凄く気合いの入ったカラオケ(一人が歌って、一人が舞台で踊って、一人が盛り上げる)を撃退しつつ、持ち込み自由なので、いろいろと事前に買ったものを食べて、ネコと戯れながら綺麗な庭を二階の休憩室から眺めてビールを飲んだりして午後を過ごす。万人向けでは無いけれどこれは私にとって最高の休息時間だわー。


綱島温泉東京園の紹介
綱島温泉東京園の紹介2(浴場の感じがわかる写真あり)