八重岳の桜


先輩夫婦と一緒に北部の桜の名所八重岳へ。ここは山頂に至る道の両側に桜が植えられていて桜の季節は大変なにぎわいになります。しかし残念ながらもうすでにほとんど葉桜…早。先週が満開だったようです。


バックのブロッコリーみたいな木はイタジイの木。やんばるの森の根幹をなす常緑広葉樹です。何本か残っていた桜を眺め、本土とは違う、緑いっぱいの中の花見でした。



好評の桜ネタ。追加です。
すわさんのおっしゃるとおり、この桜の品種はカンヒザクラというものです。ヒカンザクラとも言われますが、同じです。


桜の開花メカニズムは寒くなると「寒くなったスイッチ」が入り、気温がちょっと上がると「もう咲いちゃえスイッチ」が入り、咲くというシステムみたいです。ある速度になるとスイッチが入り、逆に速度が下がると爆発する新幹線大爆破もしくはスピードの爆弾と同じような感じ。


内地の桜は「寒くなったスイッチ」はさっさと入って、「もう咲いちゃえスイッチ」が入る気温になるまでの期間が長いんでしょうね。沖縄は暖かいため、「咲いちゃえスイッチ」の気温は超していることが多く、「寒くなったなスイッチ」の気温の方が重要で、寒いところから順に咲くということです。八重岳でも山頂の方から咲くらしい。


ちなみに内地の桜の代表ソメイヨシノの「寒くなったなスイッチ」の温度は0度と言われています。沖縄のヒカンザクラのデータは見つけられませんでしたが、感覚的には10〜12度くらいではないでしょうか?


おそらく専門的にいえば何度以下に何日間さらされたという低温積算量が鍵だと思うのですが、雰囲気はあたってるはずです。