日本科学未来館が好きです。


 タイトル直球です。子どもの頃から科学館や博物館って大好きで休みのたびに友人の佐藤君とかと遊びに行っていたものですけど、そのころから展示に対する不満は募る一方で(生意気な小学生だったんですよ、これが)なんとかならんかねーと思ってました。特に上野の科学博物館。展示物自体はいいのに見せ方やメンテナンスが堅いから、ほこりまみれなんだよね(現在は改装された)。小学3年生ながら全く魅力を感じませんでした。「この程度が国立かよ!日本駄目だな」とぶち切れた記憶があります。小学3年なのに・・・嫌なガキ・・・


そんな小学生時代をとうに過ぎた21世紀に台場に完成したのが科学未来館。初めて行ったとき、そのかっちょよさ、展示の良さ、解説員の良さに度肝抜かれた。


ハッキリ言って展示の質、大量に配置されているインタープリター、ボランティアの質、熱意などを合わせた科学館としての総合力は全国一でしょう。お金かかっているから当然じゃん?といわれそうだけど、官主導でなかなかここまでソフトとハードががっちりとかみ合ってるのはない。ここの考えは他の科学館と違って「展示」だけでは伝えられる情報は少なく、文字を多用すると視覚に入らない展示ばかりになってださくなっちゃうから、逆に人で補うという発想。


だから見せ方と伝え方がうまい。展示はそれ自体は説明不足ながら視覚にきちんと入ってくるし、わからない部分は大量にいる解説員にすぐ聞ける。しかもどの部分を見てもこの科学館を作った人の熱さを感じられるんだよね。今回一番良かった展示は現在私がドはまりしてる海底掘削船「ちきゅう」が初めて採取したコアの展示だな。展示のスピードが早いのも良い。


写真はここのシンボル。球体ディスプレイ「ジオ・コスモス」。リアルタイムで衛星画像を貼り付けて今の地球を見ることが出来る。そのほか、地球をテーマにしていろんなデータを貼り付けた地球儀にも変化。6年も経つけどやっぱかこいい!


http://www.miraikan.jst.go.jp/index.html