上五島の頭が島は隠れキリシタンの島


前日の宿泊は上五島、有川ちかくの有峡館という宿に宿泊。ここ、正直、やばい!まず、宿の一階が焼き肉屋さん。というよりも焼き肉屋さんの二階が宿。でも宿部分も焼き肉部分も新しくてとても奇麗。そして、当然の事ながら食事は焼き肉屋さんだけに焼き肉。これがうまい。一人3000円分以上あるのではないかというほどの焼き肉。でも一泊二食付きで6300円。正直コストパフォーマンス最高の宿だったなー。


焼き肉をたらふく食って階段を上がると布団。これがこの世の極楽以外の何もんでも無い!明らかに新婚旅行のイメージとはかけ離れてはいるが…。案の定、オイシソウすぎて写真を撮るのをほぼ忘れてましたので肉がジュウジュウ焼けてタレを付けてご飯に乗せて食べるのをご想像ください。ジュル。




さて、上五島には現在29の教会がありまして、それぞれがれっきとした現役の教会。しかも建てられた年代が古いものも多く、建築的に価値のあるものばかり。まず一つ目は頭が島教会。


頭が島はその名の通り上五島から独立している島で今では架橋されていますが、昔は当然そんなものはなく、長崎のカソリック教徒たちが幕府の迫害を逃れ、たどり着いたのがこの頭が島。まさに隠れキリシタンの島だったのでしょう。


ここに明治の初め、信者達は小さな教会を建て、さらに大正時代には島で取れる石をふんだんに使った教会を建て、現在に至っております。この教会、西日本で一番大きい総石造りの教会というから驚き。国指定の重文になっていることからもその貴重さが伺い知れます。




教会のそばに建つのはキリシタン墓地。日本式の墓石の上に十字架が載っておりました。


このように海は美しく、非常に景色のいい場所にある墓地。いまもここに眠る人々は奥に建つ教会に見守られ、この美しい景色を見ながら安らかに眠っている事でしょう。