アツ過ぎるガティン


オークパンサー後、ローイクラトーン前に一寺院で一度だけできる最強の喜捨行事、それがトートガティン。
もともとは僧侶に黄色の衣を奉献する行事だったものが次第にエスカレートして、通常のタンブン(喜捨)行事のボス的存在に上り詰めております。
現在ではガティン行事は喜捨イベントだけでなく地域のお祭りとセットになっていることが多く、乾季入りの祭り的なニュアンスもあるような気配です。
そのため、今回私が参加したガティンでも寺のある地域のお祭りとセットになってて村中の人が出てきておりました。



まずは工場からガティン用にセットアップ済みのピックアップが隊列を組んで出て行きます。載せられているのはマネーで出来たツリーや工場にちなんだお供え物たち。



寺付近400mまで接近したピックアップは荷物を降ろしてそこから寺まで歩行開始です。ちなみにこれがマネーのツリー。いつも思いますけどやたらと直球です。



子供も全員参加。



歩行開始していくうちに村民を飲み込んで増大化するパレード。音だけやたら重い音圧の花火も打ち上がり、もはやこれが仏教の行事とは思えません!



やっとこさ寺に到着。読経後、事前に集めたマネー数を発表。まだ足りません!ということで強引に徴収するという若干芝居含みの懇願が始まります。最初は低い金額からだんだんと上がっていき、最終的に5000バーツを記録!!無事に予定金額達成し、お坊様に手渡す。という流れ。


いやーなんとも盛り上がる行事でございました。仏教の行事とはいえ、マネーが絡むとだんだんと参加者全員興奮するんですよね。冷静に見るといろいろと考えさせられる行事となっております。