もうすぐ乾季で生物多様性を考える




中国のほうから超強い高気圧が降りて来て、タイ東北部には乾季がもうすぐやってきます。
雨季と乾季の間の空はなぜかいつも複雑で美しい。


いま、ちょうど日本の名古屋でCOP10、MOP5と呼ばれている生物多様性条約会議が始まっています。タイの田舎に住んでいると自然の力の方がはるかに強い気がして日本で暮らしていた時に悲観的に感じていた保全に関して、楽観的に感じてしまいます。いつもトンボやチョウが飛び、爬虫類、両生類も嫌というほど見かけるから、多様性が無くなっているようには思えないのです。


ただ農業に関係した職に就いている身としてはこうした生物の多様性というのは農作物を作る上で経済的に相容れないものである事も実感してます。そもそも仕事上、こうした視点は一切全く議題に出てこないので、少しずつでも考えて行きたいと思います。こういうところって正直日本企業よりタイ企業の方がはるかに早かったりするんですよね。素直になりましょう。いやそれは流行に乗るという事にもなるんだけれど。