群馬 沢渡温泉 富岡製糸場
6月18日〜21日
いつものように群馬県中之条の沢渡温泉まるほん旅館へ。
色々行きましたが、ここが一番好きなんです。
部屋が6畳、8畳、トイレ有り無しなどと分かれているのがまるほん旅館の特徴なのですが、今回は調子に乗って8畳トイレ付きにしました。
が!6畳には私の大好きな広縁があるのに8畳はない!これは次回からはいつもの6畳に戻すべきだな、と思いました。
ここもいつものそば処 欅。今回はつゆが妙に薄かったり値上げされていたりでちと次回は別の所にしてみようかなと思いました。
この泉質が自分には一番合ってる気がするのでここに戻って来てしまいます。
いつも美味しい朝食。特にご飯がいいんです。隣は新潟ですからね。
日本が近代工業化へ第一歩を踏み始めた地である富岡製糸場へ。
富岡製糸場といえば長い建物で女工さんが繰糸作業を行うイメージがあると思います。
でも実際何やっているのか良く分からなかったのですが、ここには当時の作業台が再現されていて、なにをしていたのか良く分かるようになっています。
簡単にいうと繭を煮て、糸の先っぽの糸口を探していたんですね。わらで作った刷毛を使うとすぐに辿れたそうです。
なお、この刷毛は機械化されても唯一変わらなかったものだそうです。
現在の繰糸場は自動化された機械がそのまま残されています。1987年までここで繰糸作業が行われていたようです
機械は1960年代に完成されたもので、2コーナー分で創業当初、女工を何百名も集めていた時に匹敵する能力があるそうです。
未だに中国などで使われている最新鋭の機械とのことです。完成から50年経っても最新鋭というのが面白いですね。そのくらい、完成された機械なのでしょう。
繰糸場は日本初のトラス構造となっていて、真ん中に柱が無いため、当時の大工に説明すると屋根がぶっ壊れるというため、説得するのが大変だったそうです。
そうでしょうねえ。今まで見たことの無い構造ですから。
このトラス構造を含めた建物は創業当時のまま。良く光が入るように窓も大きく取られています。
この部分が糸口を見つける機械。刷毛みたいな箒がカム構造でくるくる回ってスルスルと糸が出てきます。
さて、中に入っているはずの蛹はどうなるのでしょう?思いますよね、この疑問。
質問してみたら、繭は一度乾燥機で中の蛹を殺してからこの作業を行うそうです。
中の蛹は最終的にごろっと出てきて、飼料になったりしたそうです。なるほど。
繰糸場に置いてあるのはプリンス製の機械。搬入された時期の違いで日産製もあるので、日産がプリンスを吸収する1966年頃に導入したもののようです。
プリンス自動車といえばもともとは中島飛行機。中島といえば、富士重工でもおなじみの群馬ですね。
ネットでは群馬がバカにされがちですが、間違いなく技術王国です。
富岡製糸場から始まった技術立国への道が、自動車や航空宇宙など現代にも間違いなく繋がっていると感じる瞬間でした。
帰りはSAでラーメン。SA内のこうしたフードコートもずいぶん美味しくなりましたねえ。
20日。
お昼ご飯はかみさん実家近くに新しく出来た味噌ラーメン店にて。濃かった〜。
最近のラーメン、ちと濃くないですか?
夜は昔のバイト先の友人達と飲み会
三井製パン補のパンがスーパー美味しかった。
美味しいパンはそれ自体でごちそうになるとの感を強くしました。
こちらのマカロンも今まで食べたマカロン史上一番美味しかったなあ。
この辺から色々行ったけど結局『日本って食べ物世界一美味いな感』が生まれ始めました。
21日はのんびりデイ。
夜は友人と鶴見のやぶ久にて会食。相変わらずここのおそば、つまみは最高に美味い!写真は残念ながら何故か無い。