今年観た映画振り返り 1,2、3月編

今年観た映画の感想を記録しておこうと思います。


ストレイトアウタコンプトン

ストレイト・アウタ・コンプトン、傑作やン!大好きこの映画!池袋西口で見たのでさらに良かったね、メーン!これも去年の映画だけど、いやー層が厚いわ。
コンプトン出身のラップグループN.W.A.の立身出世の話。
二時間半もあったのか、ってくらい時間が短く感じた。映画ならではのサービスも良いし、キャラクターがみんな素晴らしい。そして今彼らの曲をアップルがドレー博士から買収したAppleMusic経由でBeatsのヘットフォンで聴いているというね。震えるよね。


ガールズパンツァー

女子高生が戦車道を突き詰めるというSF。
女の子が究極的に可愛くないんだけど、みんなそこはいいの?
色んな戦車が暴れ回るのはとっても楽しい。ただキャラクターの造形も数が多すぎるので薄まっちゃっている気がする。
そこが残念。


ブリッジオブスパイ

冷戦時の捕虜交換に人力する弁護士の話。
しっかりとした脚本。今の状況に容易に当てはめられる実話。
期待したU2描写はほんの少しで残念。滑走路の脇で黒板に絵を描いてミッション説明するなんていう描写はギャグなのか。
わざわざエンジンの社名と型式をしゃべる台詞があるのだけど、なぜかJ57となってて、ちと不思議。撃墜されたのはJ75の方では?まあ57の方が有名だからか。
ベルリンの冬の雰囲気が作り物っぽくて出てないのが残念だけど、撮影はFILMで、何ともいえないいい雰囲気。特に最後の方のカットのレンズ、かなり癖玉で撮ってるはず。
助演男優賞を取るのも納得の演技。いやそこはスタローンでしょうとは思うけど。


キャロル

キャロル!ヤバい。1950年代の女性同性愛の話。
見終わったあとに叫びたくなるくらい。これ個人的に大好き映画。なぜ惹かれ合うのか、積み重ね積み重ねで理由付けも描写も丁寧でもの凄く良く出来てます。映画として同性愛要素抜いてもかなり良作!!
あとね、キヤノンの、が!っていう。そこも個人的には超絶ビビるというポイントでした。端的にいって非常に上質な百合映画なんですけど、これ、見たら100%語りたくなるタイプの映画なのでとにかく見て欲しいですね。


ティージョブズ

映画スティージョブズ、脚本は最高にかっこいいけど私はこれダメだった。脚本がうまいだけに、これが本物って感じで像が固定化されるのが怖いね。これやったらめっちゃいい人バージョンだったとしても信じちゃうだろう。
センスの良い大学生演劇を見ている感じが2時間続く。脚本がよく出来てるので観ちゃうけど、変化球。
ジョブズ映画はいまだに直球勝負がない!性格、プレゼン、名ゼリフ、全部ぶち込んだド真ん中直球のを1本、投げてきて欲しい!


マネーショート

あとで書きます。


Perfumeのドキュメンタリー

海外で日本人アーティストがメッチャ人気。これ夢であり理想。っていう日本の人相当多いでしょう。
それを実現しているのがPerfumeという感動。そんな感じのドキュメンタリーなんだけど、オーソドックスな作りで、
奇をてらわない。ただただ海外でPerfumeで盛り上がっている姿を見て感動して涙を流すという映画。
何と幸福なんでしょう。大きな試練なども無いんです。正直言ってぬるいのかも知れません。
もっとこう修羅場的なモノとかを期待してしまうんでしょうけど、そういうのはPerfumeには似合わない。
そこがこう、逆に凄い、という映画。多分内側の人が密着しているからか。
仮に海外のドキュメンタリー作家だったらどういう映像にするのか、とても興味深い。
だって彼女たちの日常とかは一切出てこないんだもの。映画としては未完成。だけど幸福。そういうもの。
案の定Blu-ray買ってしまいました。ライブのね。


MADMAX

去年4回、今年2回で結局6回見ましたね。言うことは無し。去年の記事を読んで欲しい。
日本公開前にバンコクまで観に行きました。


オデッセイ

コメディSF映画。クライマックスのあれとか、必要なのでしょうか。
JPLが良く出てきたり、KUFUするところが一番の見所。火星往還船の巨大な感じとか、ちょっと非現実的で、
もっとこう貧乏くさいところを強調して欲しかった。ただ悪くは無い。悪くは無いけど、佳作、という感じ。


の・ようなもの

不思議な映画。記憶に残る。セリフやキャラクター。思い出すとにやっとしてしまう。とても好きな映画。


キャッチミーイフユーキャン

ポップコーン見ながら見るタイプの映画。60年代の風俗、パンナムが出てくるのがいいね。
ホント軽い。


エニグマ

カンバーバッチの天才映画。割と淡々としてます。佳作。


コードネームアンクル

見るまで期待してなかったけど、もの凄く面白かった。どう面白かったのか、外連味のある撮り方なんですよ!
いちいち1シーンの完成度が高いんです。ストーリーとかキャラクターの造形よりもそこに感動しました。
やっぱり1カットずつ面白い映像に出来ていたら楽しいですよ。そう実感する良作。


というわけで今のところキャロルとストレイトアウタコンプトンがそれぞれ1,2月の一押しです!