TAMA ZOO3〜見下しor見上げ?〜


ながらく更新していなかったTAMAZOOシリーズを再び。


さて同行していた内装デザイナーが「おおっ!」と声を上げた展示がこちら。写真の写し方が非常に悪いのでわかりにくいのですが、フラミンゴの展示です。なにに驚いたかというとフラミンゴの目線の高さが子供の目線に合わされているのです。


構造は坂を利用した展示になっており、水面が子供のおなかあたりに持ち上がっています。私もしゃがんでみましたが、不思議とフラミンゴと目線が同じ位置に来るだけで大変親しみやすく感じます。


いままでの多くの展示は動物を見下すものが多く、最近ではその反動で見上げるタイプのものが流行っている印象を受けます(そのほうが動物に対して尊敬の念が生まれる・・・などの理由もあり)。が、ここではその両者の中間、同じ目線という展示を導入していることに驚いたのです。


映画館でもPCのモニタでも見下す視点の方が見やすいです。最前席でずっと首をあげてみることほど辛い時間はありません。また考えてみると日常生活で同じ目線というテレビを見るときのような視点はなかなか無いのです。それがこの展示の新鮮さに繋がっているのではないでしょうか?