そーみんちゃんぷるー、99.9%、嫌われ松子


試行錯誤を続け、やっと納得のいく味に出来たそーみんちゃんぷるー。茹でたそうめんを野菜と一緒に炒める簡単な料理です。鮭ほぐしとオイスターソースが決め手!


(二人前くらいの分量です)
そーめん150g、人参一本、もやし50g、ねぎ一本、にら30g、たまねぎ一個、鮭ほぐし30g、化学調味料の入っていないオイスターソース大さじ1、塩 大さじ0.8、油 大さじ1.5


今日はまたまた雨。久々に丸々空いていたので本を読んだり映画を見に行ったり。


新書「99.9%は仮説」竹内 薫 光文社新書
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334033415/503-7734766-7514320
なんだか題名がいかにも売りたいっていう最近の新書の感じでちょっとアレですけど、内容は共感する事が多かった。特に冒頭の「飛行機の飛ぶ原理は未だに解っていない」というのは、以前知って驚いた「接着剤がなぜ接着できるのか未だに謎」と同じ感覚でびっくりした。教科書は揚力で浮き上がるって断定してたのに!騙したな!(笑)


思えば子供の頃、科学はかなり正確で、もうだいたいのことは解っちゃってるんだなーという何とももったいない誤解をして、文系に進んだ私としては過去の自分に渡したい一冊。分量も軽く、ただ単に「教科書に載っている科学を絶対視するなかれ」「世の中まだまだ解らない事が沢山あるから面白い」っていうことだけを書いているので、1時間ちょっとくらいで読めてしまう。(川端さんの意見と同じく)うーむ?と思う部分もあるのだけど、万人にお勧めできる「モノの考え方再構築本」ではないかな。


映画「嫌われ松子の一生
これ、前の現代劇である「下妻物語」がうまい具合に出来ていたので期待してみちゃったのがいけなかったのでしょうか、あんまりグッと来ませんでした。凄くありがちな意見だと思うんですけど、この監督の演出はこうしたシリアスな話、時代設定が昔なものには向いていないのでは?そして時代考証の破綻が多いのです。わざとそうしているシーンがあるから、逆に国鉄時代にJRのマークが見えてたりすると、どうしても意識がそっちに行ってしまう…。
配役や音楽や個々のシーンの演出はすっばらしい出来なのでもうホントに「もったいない」!!


映画「Vフォーベンデッタ」
うーん…革命の作り方とか、1984的世界観とか、時計仕掛けのオレンジ的イギリスとか、ドミノ倒しとか、美味しいところは沢山あるんですけど、主人公の出生が「もうそういうの飽きたよ系」だったので一気に萎えてしまいました…。でもね、こういう作品が出てくるのも納得の現在のイギリス、アメリカの状況、ということなのでしょう。


映画「打ち上げ花火 横から見るか?下から見るか?」岩井俊二監督
岩井俊二監督の「花とアリス」のあまりの出来の良さに衝撃を受けて以来、観よう観ようと思っていた初期の作品をDVDで。これはよかった。なんというかこの監督には時の運みたいなものと、人の撮り方の抜群のうまさがあるんですね。話は三丁目の夕日の90年代版みたいな感じ。ちょうど80年前後生まれの私たち世代には懐かしく感じる夏の小学校風景がうまい。うますぎる。しかも45分と短い&ビデオ撮影ながらバチッとまとまっていて、主役の子供たちの抜群のうまさ、演出の妙で我々世代は感動必至。「スラムダンク」「スーパーマリオSFC版)」「Jリーグ」あたりの使い方、もうリアルすぎて…嫉妬。なんで知っているの?(笑)
そして、つげ義春「紅い花」のキクチサヨコのような主役の女の子の撮り方がやはり、異常に奇麗。いやー恐るべしです…


映画「復讐するは我にあり今村昌平
私が唯一複数回話した事のある映画監督である長谷川和彦さんの師匠的な今村監督の代表作なので前から観たかった作品。なかなか無くてやっと観る事が出来たんだけど、こりゃ傑作だわ。なにしろ主人公の性格が最後までぶっ飛んでいて解らない。台詞がどれもコンパクトでテンポが良く、内容の密度が濃い濃い。緒形拳をはじめ、登場人物が皆エネルギッシュ。この頃の日本て、いや、人間てこんなに熱かったのか?!というくらい熱を感じる映画だった。いやー圧倒されました。ご冥福をお祈りします。


あと、深夜特急、若き数学者のアメリカ、女たちへ!も読みましたが、長くなったのでこのへんで。そんな良き週末でした。


写真は浦添の「一方通行」のそば。沖縄そばの範疇から少しはみ出た挑戦的なそばでした。


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