金山の近代遺構


 江戸時代の金山を再現した(有)ゴールデン佐渡経営の佐渡金山もいいですが、個人的には
明治以降の金山の跡が残っているこちらがおすすめ。


写真は昭和初期時代、佐渡金山が最高の採掘量をほこった時期に作られた浮遊選鉱場。
江戸時代の採掘では金は掘った岩石の中にあるので、それを粉にして重さで選別します。
それでは効率が悪いので粉砕後に重化学の力を借りて金を取り出すのが浮遊選鉱。これはそのための巨大な施設。
粉砕した岩石に薬品を混ぜて色々するとうまく取り出せるらしい。


ここ、とにかくでかくて良い感じに朽ちてます。当時は東洋一の規模だったとか。


現在日本にある金山は鹿児島の菱刈金山(住友)が最新最強で、世界最高レベルの高密度の金鉱脈があるため、
採掘後十数年しかたっていないのに、佐渡を採掘量(江戸〜平成)で抜いたらしく、
「菱刈(住友)の機械堀は強すぎ・・・」と(有)ゴールデン佐渡(←三菱の子会社)の人がめっちゃ悔しがっておりました。


そんなこんなで佐渡に行ってから「金」に目がくらんでおります!
ここ二年間でなんと二倍弱に価格の上がった金!これは来る!第二の菱刈をめざし、いざ掘らん。