サファリワールドで唯一教育的、卵の館


ここまで、最近の教育寄りの動物園の空気感を全く寄せ付けず、クオリティの非常に高い娯楽(←ここ重要で日本の娯楽よりの動物園はえてして娯楽に関してはクオリティ不足)に徹していてだんだんと爽快感すら出て来たこのサファリワールドですが、意外や意外!教育的な空気がプンプンする施設もあります。

それが今回の主に鳥類の卵にフューチャーした「卵の館」です。ここは普段は見られないであろう動物園の裏側にある鳥類の保育・飼育施設を公開し、それにちなんだ展示も行うというなかなか手の込んだ演出内容となっております。孵卵器が並ぶ区画から成長していく様が実際の鳥類展示で分かりやすく観察できます。




孵卵器から保育器に移された辺りの展示にはこのようなマイクがあって、中で飼育を担当している大勢の飼育員さんと会話することが出来ます。私も勿論タイ語で質問してみましたら、丁寧に解説してくれました。こうした個々の質問に実際の飼育中に答えるという試みはとても素晴らしいと思います。



この展示は飼育している個体の数がものすごく多いのでかわいいだけではなく、きちんと大きくなっていく様をいろんな種で見ることが出来ます。



だんだんと大きくなっていきます。



最後は死んだ後ということで骨まで行き着きました。なるほどね。でも風切り羽根の位置が明らかにおかしいと友人からの指摘が。


こんな感じで教育寄りの展示も結構楽しめるというか興味深い展示になっていたと思います。飼育員の数と個体の多さが他の動物園には出来ない難題をクリアしているのかもしれません。なにより「卵からこんなに大きくなるんだぜ、すげえだろ」という事を伝えたいという気持ちが伝わって来ます。


さて、教育的な施設を堪能してからはあり得ない写真を撮らせてくれるスポットへ!