ここにも赤服が!?

朝起きると天気は快晴。カトマンズ2日目は順調にスタートと思っていたものの、まさかあんなことになっているとは・・・



朝食はホテルの小さなお庭にて。お芋が美味しい!



朝食を済ませて街に出てみると、もの凄く静か。車が一切走っていないし、バイクも走っていない。お店もなんだかやっていないような。でも野菜は売っている!



野菜の種類はタイとだいぶ似通っている。



ジャンプすずめ



道ばた卓球がはやり。



犬ほどのんきな生き物はなさそう。



こんなかっこで寝てます。



こちらはクマリの館。ネパールの守護神として6歳くらいから12歳くらいの健康で黒髪黒目など細かい条件をクリアした美しい女性(選ぶ基準は全部で32ある)から選ばれ、初潮もしくはけがなどでの出血で穢れるまで、侍従とともにここに住んで儀礼を行っています。
なお今のクマリは去年の9月に来た6歳の女の子との事。詳しくはこちらを→クマリ - Wikipediaちなみに、ココ以外にもクマリは各地方にいるらしい。ただ、ここが最強とのこと。
今の世の中でこれほどまでに神話的なことを今もきちんと行っていること、しかも見方によっては児童軟禁にほぼ近いことが国家的に行われているというのが非常に面白い。





クマリの館は木の彫刻がかわいらしく美しい。頼むとときおり顔を出してくれるらしいが、今日はNOと答えたとの事。



ヒッピー寺と呼ばれる大きな寺に登るとヒマラヤが。




ヒッピー寺のとなりの鳩寺。ハト多すぎでしょう。実は牛もおります。




こうした伝統的な服装はもはやタイでは見かけなくなっているので、とても新鮮であり、いいものだと思います。
特に女性はこうした古くからの服装を着る事が多いみたいですね。





旧王宮の一番高い建物からカトマンズ市街地を。



NEW ROADと言われる道路。普段なら車が多そうなのに、なぜか閑散と。なぜ?と思っていたら真相が分かりました。



この2日からネパールではマオイストと呼ばれる共産党派の活動家が全土でバンダというデモを行っており、全交通と商店が閉鎖されてしまっております。




豆屋がテレビのインタビューに答えています。

一番大きな通りもこの通り閉鎖中。デモの拠点は交差点なので近づかないように歩く。このマオイストたち、服の色が共産党なので赤いんですよ。タイでも赤だしこっちでも赤。まさかここでも赤を見ることになるとは。しかも影響はネパール国全土に。それにしても交通と商店が遮断されるってどんだけでしょうか。この裏にはネパールの近年の政治に絡むいろーんな事情、問題があるようです。



そんな所を恐る恐る歩いていると両脇には綺麗な紫色の花を咲かせています。ふじのような色だけど、ジャカランダという花で、この時期が満開との事。名前はあのハカランダ(ギターに使われる超高級ブラジリアンローズウッド)と同じらしい。


この封鎖されている道路をさっと通り過ぎるのはUN(国連)の車。本物は初めて見た。さすがUN、当然トヨタランドクルーザー(プラドの方)。デカイアンテナと排気管がヘビーデューティーさを演出しまくり。こちらで買うと関税2倍らしく、800万円くらいするのでは?ちなみにナンバーはUNナンバー。



商店は開いていないけど豆屋はやってる!




昼食は商店が開いていないので、ホテルまで帰り、ホテルのレストランで。最初はダルバートを注文したんだけれど、ホテルもどこかで作ってもらっているらしく調達出来ないとの事で、チキンカレー。美味しいなあ、カレーってというカレー。カレーいいですよね。米食文化万歳。



ネパール料理の代表格MOMO。完全に中国の餃子ですが、たれはスパイシーなカレー寄りのもの。中国とインドの文化の合流がこの料理なのでしょう。
皮が死ぬほど美味しく、何度も注文する料理に。



豆やにて唐辛子その他調味料もトッピングで注文。



砂糖黍。こちらもでかじるんですね。



夜になっても状況は改善せず。あらあら、こりゃ長くなりそうだぞ。で、周りの商店がマオイストの襲撃を恐れてレストランを含め一切開かなくなっちゃっているので、近所のホテルのレストラン(これが唯一開いている)にてダルバート。ネパール料理の代表格ですが、まあ、インドから入ってきた文化です。豆のスープとご飯を基本としてセットにすると写真のようにカレーなどもついてきます。