トラーパニで食べるシーフード

トラーパニといえば、港町、ということはシーフードも美味しいのでは無いかと思い、今回泊まったB&B Afea(値段の割にやたら綺麗で広くてすっごくよかった)から歩いて5分くらいにあった街のちょっとしゃれた食堂へ。ここが超絶美味しかったです。



塩田で夕暮れを見て、日もすっかり暮れたころ旧市街に戻って来ました。夜になると旧市街は人気も少ないですが、ナポリと違ってここは犯罪のにおいは全くしません。なにより車のステアリングロックが無いのが何よりの証拠!


お店は看板もうっすらとしか出ておらず、最初は本当にやってるのかな?と思いましたが、入ってみるとこじんまりとした店内に少しお洒落をした人たちが一杯!おそらく予約が無いと満席になることもあるかと思いますが、我々は2人だったのでちょうど空いた席に入ることが出来ました。こういうお店で失敗する可能性は皆無!



まずはワイン。今回カミサンはお酒飲めないのでだいたいグラスワインかカラフェで頂きました。何を頼むか、ハウスワインで十分、というか相当美味しいと聞いていたので、それを。頼むときはヴィーノローカラーレ(Vino Locale)で通じます。とっても便利!


私はワインはそれほど飲まないのでご託を並べることは無いのですが、美味しいワインは日本酒と同じでスッと飲みやすいんですよね。まずこれが第一段階。ここのハウスワインはまさにそんな感じでした。
もっと高いワインになると甘かったり、苦かったりと複雑な要素が絡んでくるのでしょう。逆に美味しくないワインというのは苦かったり、甘かったりするだけで飲みにくいものかなと思っています。



最初の一皿はこちらのムール貝トマトスープ=Zuppa di Cozze。白ワイン蒸しがおなじみのムール貝ですが、ここシチリア島ではこのトマトスープ煮が標準らしく、初めて食べましたがこれが超美味かった〜〜!これだとムール貝はもちろん、ムール貝からいい出汁の出ているトマトスープも同時に楽しめるのです。しかもムール貝が30個くらい入ってます!まさにムール貝のHAPPY TOWN!これで9€です。



お次のパスタはお昼と同じくうどんのような太さのBUSIATE。
今回はツナのジェノベーゼジェノベーゼ好きにはたまらないツナ(まぐろ)とのコラボ。写真は微妙ですが、味は最高!



最後はイカのフライ。シチリア風にパン粉が揚げてあって、これも超絶美味かった・・・特に、レモンをたっぷりかけるとね、更に美味い。もはやレモンじゃ無くてリモーネという新しい果物じゃ無いか?ってくらいにこのレモン、みずみずしくてとげとげしい酸味が無く、そのままでジュースのような軽さのレモンなのです。


お店の名前はLa Bettolaccia。
オススメっす。