初音の白玉あんみつと船橋屋の豆かんてん

Netflixで製作されているドラマ「サボリーマン甘太朗」の影響で甘味所巡りを加速させております。
このドラマ、漫画原作で、カミサンが連載当時からファンでした。
内容は甘味好きの営業のサラリーマンが仕事サボって甘味を食べるというだけの漫画です。
孤独のグルメのようですが、激しいリアクション演出が特徴で、まさかのドラマ化に驚いておりました。


さて漫画にも登場する人形町の初音。会社から直ぐということもありまして、お昼休みに行ってきました。

昼休みの時間、甘味所は凄く空いている。これが今回分かったことですね。



漫画ではお汁粉だった気がしましたが、ドラマで出てきた白玉あんみつ白蜜がけ 900円。
粒あんにしないでこしあんで。
寒天は近くの近松の寒天。この寒天が凄く美味しい。
普通は黒蜜にしがちですが、白蜜にすることで、全部入りに近い白玉あんみつもすべての「載せもの」が上品にまとまってきます。さすが、名店の味。バランスが良いです。


続いて亀戸・船橋屋の豆かんてん。
豆かんって非常にミニマムな和菓子で大好き。
寒天ベースで考えると、諸説ありますが、基本は


豆かん⇒ 寒天+豆
みつまめ⇒ 寒天+豆+果物等
あんみつ⇒ 寒天+豆+果物等+餡子
クリームあんみつ⇒ 寒天+豆+果物等+餡子+アイスクリーム
白玉クリームあんみつ⇒ 寒天+豆+果物等+餡子+アイスクリーム+白玉


となります。この盛り盛り文化にはもはや際限がありません。
逆に、豆かんはもうこれ以上抜いたらそのまんま食べるか寒天に蜜をかけるくらいしか選択肢が無くなります。
まさにブライアンイーノのようなシンプルさ。
ラーメンもそうですが、全部のせがもてはやされる過剰な世の中で、ミニマムな豆かんを食べることで己の精神を落ち着ける、そんな効果があるとおもいます。



今回は諸事情があってテイクアウトで。500円。
赤エンドウ豆の大きさが嬉しい。



船の形をした蜜入れ。お洒落。




黒蜜をかけて。このとろみが美しい。



豆の大きさと量、嬉しい。
豆かんはダメな豆だと「あなたダメ豆かん!」になりますので、注意。