ちゅうち&つわさき


バカ旅には色々と決まりというか恒例行事があって、その中の一つに地元の小学校訪問というのがあります。その中でも生徒数が10名以下のような人の少ない小学校との出会いは旅の醍醐味。というわけで新婚旅行の上五島でも行って来ました!小学校。


上五島の中でも人口の少ない北側にある二つの小学校、仲知小学校と津和崎小学校。こちらの小学校、どちらもロケーションが凄まじい。仲知小学校は日本にある小学校の中でもここまで海が美しく見える小学校も無いんじゃないかな。断崖絶壁に段差を作って強引に建てられていて、いわゆる日本の小学校のスタイルとは違う作りになっています。聞いてみると生徒数は15人ほど。たまたま昼休みだった3、4年生の生徒達には「ハワイアンスーツのカメラマン」と呼び止められて、大変元気に挨拶されました。こんなところで学んでみたいと思うなあ。



この校庭の下は崖。日本で一番海が美しく見える小学校の校庭でしょう。

このように校舎は斜面にそって建てられています。



津和崎小学校は漁港の横に建てられていて、こちらは仲知よりもさらに海に近くて海に最も近い小学校じゃないかなあ。ここではお話を伺った校長先生に校内を案内していただきました。本当にありがとうございます。
聞いてみると生徒数は6名。来年3月で残念ながら閉校してしまうとの事。本当に素晴らしいところにある小学校なのに残念でなりませんが、生徒数が6名ということではなかなか存続させるのは大変なのでしょう。来年からは遠い南の方の小学校まで通うことになるそうです。




校庭の向こうは海。これぞ日本で最も海に近い小学校でしょう。調べてみた所、和歌山県にある浦神小学校が日本で一番海に近い小学校となっていますが、そちらは道路を挟んでいるため、ここはさらに近いのでは?



すべての教室はオーシャンビュー。理科室も家庭科室もオーシャンビュー。


たまたま行った週に、妊婦さんがつわりの壮絶さを競う大会みたいな名前の「つわリンピック」(津和崎小学校の運動会の名前らしい)というのが開催されていたようで、「最後のつわリンピックを全力で取り組もう」という掲示がそこかしこにされており、小学校時代を思い出しました。こんなのあったなあ〜



こうした小学校が無くなるのは本当に残念。色々な形で廃校を活用したモデル事業がありますから、ここもそうした活用のされ方をしていってほしいものです。これだけの景色と環境があるのだから、なくしてしまうのはもったいない。