やっぱり面白い類人猿展示と衝撃のコビトカバ

さて、動物園編も佳境に突入しました。更新頻度ががた落ちなのは前回も書いたようにオリンピックの視聴環境が良すぎてついつい見てしまうことです。どんだけ時間かかってるのと思いますが、大目に見て頂ければ幸いです。


ちなみに今回、ソフトボールが無いので注目競技はなかったのですが、アーチェリー良かったですよね。蟹江選手をもっと見ていたかったです。あ、私とオリンピックはこんな関係です。前に書いてあったので一応載せておきます。
オリンピックと私 - Yの王宮


なおそのソフトボールは7月にカナダ・ホワイトホースで開催された世界選手権であのアメリカの8連覇を阻止して42年振りの優勝!(今思えば12年前のシドニーで30年ぶりにアメリカに勝ったのはこの時以来だったのね)。
情報が少なく、リアルタイムで追いかけられませんでしたが、これがオリンピックだったらと思うと本当に残念です。2020年の復活を期待しましょう。
そして数多くの代表選手が所属するルネサスは大変そうな報道が多いですが頑張って欲しいです。


というわけで、そのルネサスが協賛しているペリカン展示で御座います。(繋がった!!)


続いて、こちら。


あら、よく見かけるマークが。このエリアは日系企業で占められているんですね。
展示自体はショーも可能なプールがあり、マナティも泳いでおります。それほど奇をてらったものでも革新的なものでもありませんが、オーソドックにまとめてきた感じです。ただフンボルトペンギンマナティは同じ生息地になるのか?


各地で1日に数回のショーが行われています。




エンターテイメント寄りになりすぎず、堅苦しくなく、とても上手にプログラムされているなあと思いました。バンコクのサファリワールドのような驚きは少ないけど。



続いてlion tailed macaque

日本語だとシシオザル。非常に毛並みが美しいサル。


今回、類人猿展示でもっとも長い時間足を止めたのがCapuchin Monkey



道具を使うサルとして有名なフサオマキザルです。とにかく表情がころころ変わり、見ていて飽きません。骨がお気に入りらしく、ずーっと遊んでいました。


そのとなりにいるのがRed-shanked douc




和名だとアカアシドゥクラングール、ベトナムラオスに生息しているサルです。
日本だとズーラシアにだけいる非常に希少なサル。
圧倒的な美しさがあります。ここもフサオアキザルと共に長い時間足を止めていました。
展示はいつものように堀を上手く使ったもので木の上で生活するサルの生態をちょっと離れたところから観察することが出来ます。


象ももちろんいて、かなり大規模な展示施設となっているのですが、先を急ぎます。


続いてはHamadryas baboon





非常に大規模な展示のマントヒヒ。マントヒヒ展示はブロンクス動物園のがこれぞランドスケープイマージョン!というようなセッティングで絵になるので大好きだったのですが、こちらの展示も相当ランドスケープイマージョンしていて素晴らしい!
ただしとても絵になるランドスケープイマージョンの問題点は動物との距離が遠すぎること。
大人はうっとりですが、子供にとっては近くで見られた方がよっぽど嬉しい。


そのためココではアクリル窓から見られるエリアを作り、近くから観察出来る環境を作っていて欠点を補完し合っています。素晴らしい。これでケージ展示もあればベストバランス?
なお上からも下からも入れるのですが、アフリカの文化を模したところがあるのでそっちから入った方が雰囲気出ると思います。
シンガポール動物園にはオススメがたくさんありますが、これも一押しの展示。


そんな展示のとなりにぽつんとあったのがマングース展示。


か、カワイイ・・・これなら移入しても・・・と頭をかすめてしまいそうな愛くるしさ。
きちんと見るのは実は初めてでしたが嫌われ者のマングースの違う一面を見てしまいました。




Sealion show


もう一つのショーは海生ほ乳類のお話。




ホワイトタイガーは目が青いというのを初めて知りました。



そしてここの協賛はやっぱりこちらのTIGAR BEER!シンガポールを代表するビールですね。
なお後で調べたのですが、このコカコーラが協賛しているOmarは4年前、開園中に清掃に入ったZOO KEEPERを噛み殺すという事件を起こしているそうです。




シンガポール動物園編、最後はコビトカバ


こちら衝撃だったのは交尾中だったこと・・・

ただ上手くいかないのか、なんども挑戦してて大変そうでした・・・重そう・・・
日本国内でもわりと繁殖例が多いようなので、それほど貴重でもないのかもしれませんが、ムービーもしっかり撮ってしまいました。



それ以上に興味深かったのは、その状況を見た親が子供にどう伝えるか。


欧米系は「今赤ちゃんを作っているのよ(Making babyとはっきり言う)」と子供にわりあい科学的に伝え、
インド・中華系は親も興味津々で子供と一緒に見続け、
イスラム系は子供が何言おうが無視して足早に立ち去るというように非常にはっきり分かれていました。
宗教観がもろに出る場面に出くわしたときにどうするのか、興味深い事例でした。







今回でシンガポール動物園編はお終い!続いてのナイトサファリ編もお楽しみに。