路地好きには堪らないスパッカナポリ DP3



まだ二日目から動かないシチリアへの旅ですが、もう少しだけお付き合い下さい〜〜。
出来るだけグッとくる写真をチョイスしてお届けいたします。広角の3枚以外はDP3撮影です。


da Micheleからケーブルカー(フニコラーレ・モンテサント線)の駅までの約2kmの風景です。

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Spacca Napoliはのスパッカは二つに割るという意味で、日本語の『スパッと切る』の語源になったとかならないとか。恐らくなっていないと思いますが、それはさておき、今では世界遺産に登録されたスパッカナポリは日常感溢れるナポリの旧市街となっております。



午後三時。山に向かってどこまでも直進するスパッカナポリのメインストリートはちょうど太陽に対して直角になり、この時間でしか見られないド逆光の風景を見せてくれます。



世界遺産に登録される前は道を往復する間に必ずひったくりに遭うような犯罪遭遇率だったようですが、今ではすっかり安心して歩くことの出来る空間になったようです。とはいえこの付近は場所によっては怖い空間もまだまだあり、車のステアリングに防犯用のロックカバーがつけられていたりします。
しかも日本でも売っているような棒状のものではなくてステアリング全体を覆うような見たこと無いくらい頑丈そうなものでした・・・。
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ド逆光ですとこのように人物のシルエットが輪郭のみ光って浮かび上がる。まさに最高の時間でした。



石畳も光り輝く時間。



それでも横の路地に入るとグッと渋い空間になります。




もちろん落書きはいたるところにありますが、妙に落ち着いていると思いませんか?



ナポリの化身と呼ばれるニーロ像。何がどうなっているのかさっぱり分かりませんが可愛いです。この写真是非とも拡大してみて下さいね。
色々なカメラを使いましたが、これを見たときは、DP3パねえとしか言葉が出てこないです。ご希望があれば等倍を載せます。これでも4分の1にしてます。



ちょっとした広場ではフラメンコをやっている人が。この辺はかなり観光地化しております。
それにしてもたまたま事前情報ゼロで通りかかったところが世界遺産とは本当にナポリ凄い街です。



奥に丘が見えてきました。



聞くところによると紀元前からここは街だったそうです。



ナポリで印象的だったのは車がだいたいボコボコなこと。インドネシアやタイと比較すると遙かに運転は乱暴だと思います・・・
また駐車スペースが道路のパーキングしか無いことが殆どなのでA,Bセグメントの小型自動車が本当に多い。日本車ではマーチの欧州版マイクラやスズキのスイフトトヨタヴィッツの欧州版ヤリスがたまに走っていますが、殆どはFIATかプジョー。特にナポリでは旧字体時代のFIAT車に良く出くわします。


このPANDAのスタイリング、今見ても最高に最高ですね。新型PANDAも非常に良く出来ていると思いますが、500が上手くいったので今度は初代パンダの復刻デザインもやってほしいものです。


ちなみにここは停めちゃいけない所なんでしょうけど、左の怖そうなお兄さんに幾ばくかのお金をあげると見張っててくれるので大丈夫というシステムだと思います。





まさに昼時を少し過ぎた光。75mmのレンズが好い具合に捉えてくれました。



いたいた!のチンクェチェントしかもAbarthバージョン。
色も艶やかで美しい。



PANDAは至る所で見かけますが、実に絵になります。



さて、丘に沿って上がっていく線路が見えてきました。あれがナポリ名物のフニコラーレ(ケーブルカー)です。
坂を下れば駅に着きます。


次回はフニコラーレに乗車します。