オルチャ渓谷〜チビタベッキア
長らくご愛顧いただいておりますこのイタリア編もまもなく終了。残り2日を残すのみとなっております。
今回はオルヴィエートからちょっと遠回りをしてオルチャ渓谷、ボルセーナ、そしてイタリアの海の玄関口チビタベッキアへ。
オルヴィエートで2泊してお世話になった宿の女将さんに別れを告げて、いざオルチャ渓谷へ。
オルチャ渓谷はまさに、This is トスカーナ!!ってかんじのなだらかな小麦畑が続く所。渓谷というよりか非常に長い丘陵地域。おそらく世界でもっとも美しい小麦畑になるんじゃないでしょうか。そのくらい良かった。こんなところの農家はどんな生活をしているのか…こっちとはだいぶ違うなあと思いながら、素晴らしい景色の中をドライブして行きました。
少しだけアウトストラーダを走ります。Ferrari308が陸送されてました。もっともFerrariっぽい時代のFerrariですよね。
オルチャ渓谷は世界遺産に指定され、今では観光地となっていますが、中核的な所が無いので、車でドライブしながら見て回るには最適なところです。
お昼は本当に日本でいったらドムドムバーガー的なすっごいファーストを売りにしているようなお店で温野菜ハーブ炒め+ロースハムとキノコのピザ。でもこれが美味い!イタリアの恐ろしさですよね。また店主が刺青しているような怖い人なんだけど優しい。これも面白いなあと思いながら。二人で7ユーロくらい。
お昼を過ぎて日差しが更に強くなって来ました。正直ここは曇っていると魅力半減だと思うので、ラッキーラッキー!久々の一般道ロングドライブですが、平均速度は80〜100kmくらい。とにかくイタリア人は女でも男でもマニュアル車でバンバン飛ばすんですよね〜信号もロータリーばかりで殆どありませんし、運転し始めたらほぼ止まるということがありません。
ただ、こんな景色なので、さすがのイタリア人もそこここで車を停めて写真を撮ってます。
そんなオルチャ渓谷でした。
この日は海まで抜けるので途中からちらちら海が見えてきます。しかも死ぬほど道がいいです。
途中なんだかでかい湖があったので、休憩。BOLSENAという街。
普通に中世から続いている街ばかり。
町の広場とドゥオモ。
良い感じに塗装された500。
たまに走っているおじいちゃんドライブの3輪車。
ローカルポリスはFIAT Bravoでした。これもいいよね。
ルノー・トゥインゴ。HONDAのTODAYはコレから相当影響を受けてますよね。でもその気持ちは分かる可愛らしいスタイリングです。
駐車場にFIAT PANDAとLANCIA DELTAが。
駐車料金は30分で0.5ユーロ。
街から湖までは200mくらい。
キラキラです。
湖に出ました。
とにかく透明度がとても高く、水が死ぬほど冷たく、泳いでいる人はおりません。夏は気持ちいいだろうなあ。
ふたたび街へ。
そんな小さな街、BOLSENAでございました。
この後は少し市街になったり、新しい道路を走ったりしてついに港街、チビタベッキアへ。ちなみに遣欧使節団が最初に降り立ったのがここであり、出発した石巻市と姉妹都市です。
ここはローマから約100キロでイタリアの海の玄関口です。ローマは車でいくのは大変なので行かず、ただ単純に空港に近いという理由でここに泊まることにしてみましたが、コレがまたいい感じでした。
地中海クルーズの一大拠点となっているため巨大なクルーズ船が多数停泊しています。
夜は泊まったホテルのホテルにて海鮮イタリアン。このムール貝、量が多いのに安くて美味かったなあ…