東京マラソン2017

無事に完走しました!そう、12倍の倍率をくぐり抜け、当たってたんです!



東京マラソンはそれまで多くの人の中にあったマラソンはプロのものという概念を覆して、遅くても最後まで走りきれるものに変えたターニングポイントだったでしょう。

東京マラソン以前以後ではだいぶマラソンを取り巻く環境も変わったと思います。



そんな重要な大会にはじめて参加してどう思ったか。結論からいうと大会としても世界レベルのオーガナイズがあり、素晴らしいものでした。まあ、フルマラソン3回目の私がいうのもなんだけれど、今まで参加したどの大会より気持ちよくオーガナイズされていました。



まず、ゼッケンを取りに行くためにビッグサイトまでいくんだけど、これが既に相当楽しい。そもそもゼッケンを取りに行くのは億劫だけど、マラソン関係展示会として出展者と出展内容がクオリティ高く、かなり遊べてしまう。単純に大会に参加できて嬉しいな、という感覚にこの時点でなる。



新宿でのスタートについてはスピーチや国歌斉唱の時の注意事項で英語の通訳がほとんど無かったこと以外は誘導もわりあいスムース。あと今回からなりすまし参加を防ぐために導入されたであろうセコムのバーコードリーダーが読み取りに時間がかなりかかるのは改善出来たら良いなあと思う。



スタート以降はコースの幅やコースの取り方なども素晴らしい出来でさすがにキングオブマラソン東京マラソンだなあと。何度も現れる名所は走っていて気分がとにかく良いのです。


東京マラソンの良さの一つはあの日一日、走ってる人たちのために東京が物凄く無理してくれていることだと思う。それが東京を全部頂いたような感覚になってとにかく楽しい。



新宿ー神保町ー神田ー日本橋ー浜町ー浅草ー両国ー清澄白河門前仲町ー銀座ー芝ー泉岳寺ー東京駅
六本木とか上野とかはないけれど、沿道の応援は途切れることなく、かといって多すぎることも無く、芸能人が多すぎることも無く、自然と走っているひとが主役になれてしまう。



あの感覚はちょっと独特だなあと思った。今回自分としてはもったいないタイムになってしまってかなり悔しい部分があるんだけど、それでも楽しかったなあと思うのは、タイムだけじゃない、単純にあの東京の町を凄い範囲貸し切って遊んだことだと思う。しかも遊んでいるのにもの凄い数の人が応援してくれる。こんなイベントないでしょう。



だから走っちゃうんだと思う。


次回はいつ走れるのか分からないけど、これは毎年応募してしまう気持ちが良く分かります。ちょっと特別なマラソン、それが東京マラソン。そんな風に思いました。今回はちゃんと写真撮れなかったので次回以降は走りながら良い写真が撮れる方法を考えたいですね。