Kyoto Protocol takes effect


2.16は金正日の誕生日でもあり、中部国際空港開港1日前などなどいろいろな記念日になっている。
そのなかで今後の生活に大きく影響しそうなのが、「京都議定書発効の日」。08〜12年平均で1990年に比べて6%のCO2削減が出来ないと、ヤバい。かなり怒られる。ここでは温暖化は本当に進行しているのかとか、CO2が本当に悪者なのか、どれだけ減らせば温暖化しないんだよ!といういまだに終わらない議論(自然科学者の怠慢)は置いておいて、発効されちゃったこの規制のキツいこいつを考えてみようと思う。


いろいろなニュースソースで90年に比べてすでに8%増えているという事が繰り返し報道されている。ということは14%減らさないと駄目なわけだ。日本の排出源の多くは産業部門からだが、90年から見て量はほぼ横ばいだ。増えているのは運輸、民生(家庭&業務)。20%近く増加している。後3年で14%減らすには1年間で37日間電気とか車とかを使わないで過ごせばOKとのこと。出来ますか?


おそらく現実感のほとんどないこの問題に対してそれは無理っぽいとしか言えないと思う。


前に知り合いのある偉い人が「(CO2を減らすための)生活変更ってどの時代まで遡ればいいんだよ?江戸か?一度便利さを享受した人の後戻りは一部の人以外は絶対に出来ない」と断言していた。その通り。


思うに、私を含め、人は自分に被害が無い状況では考えを改める事は出来ないように思う。つまり食料がいまのところ地域的に不足していても世界的には不足していないからだ。変革が起こるきっかけは温暖化による世界的な食料不足など、そういう不可避の状況(=Co2減らせば食料食べれるので減らすみたいな分かりやすい動機)が生まれない限りは無理なのではと思ってしまう。これはレスターブラウンの受け売りのようだが、そういう状況からの人の総動員態勢に期待するしかない、のかなあ。


「出来る事からやる」という妙に説得力があるようで、実は空虚なマジックワードを使って、まずは家の電気代を25%減らす事からやってみようと思う。


写真は最近流行の兆しが見えて来たシンメトリー写真。今日の項に絡めて。