Flight Day 3


image credit : NASA


STS-123 飛行3日目。2日目にISSにドッキングしてついにきぼうの船内保管モジュールの取り付けが行われました。写真奥に見えているのが船内保管室(取り付け前)。とりあえずノード2に接続して5月に打ち上げられる船内実験室に移動されます。さてそんなおめでたいときに水を差すようですが以下の松浦さんの記事を読むと今後のことが本当に心配になってきます(一寸古いですけど)。


http://www.nikkeibp.co.jp/style/biz/topic/space_kibou/051116_futan/


せっかくの「きぼう」、なんとかうまく使って欲しいものです。しかしこりゃ宇宙まで出ても箱物行政。ハードはあってもソフトがないというおなじみの構造になってしまっているのが本当にもったいない。


しかも2010年以降は民間に開放しちゃうという利用方針の大転換もこの前あったため、きぼうを含めたISSがどれだけ当初の目的で使われるのかは非常に謎です。結局、アメリカも持て余し気味で、ISSは一応作るけど、本音を言うと、もう要らないから民間開放の方が今後のために良いという考えは良い流れなのかもしれません。


5機中2機が失われる(40%の確率で落ちる・・・)スペースシャトルという輸送システムしかり、計画が二転三転した上にいまだに完成しないISSといい、ここ30年のアメリカの有人宇宙開発はアポロ、スカイラブから次のステップに来たっていう感覚がほとんどないですよね。未だにスペースシャトルの整備用コンピューターには8インチフロッピーを使っているという話だし、本当に、時間が止まっているんでしょうね。


http://news.qwe.ne.jp/scienceplus/1182941454


というわけで、今後はこのISSを民間が有効活用して民間が作る宇宙の新しいステップを見せて欲しいものです。