紅白歌合戦 on NHK WORLD

さて、年末ですね。今日まで年末感はほとんど無かったタイですが、紅白をNHKで見ると一気に年末感が出ますね。日本人を意識する瞬間です。今年は応援合戦などの時代錯誤ともいえる学芸会的な寸劇がほとんど無くなり、演出が歌部分に集中し、歌番組として落ち着いてみられました。だんだんと時代に合ってきた紅白の演出と言えるのではないでしょうか。


今回、水谷豊のやたらの緊張とポケットに手を突っ込んだ変な歌い方、さぶちゃんの船(第47北島丸)、小野アナウンサーの孤独っぷり、ジェロあたりで最高に笑わせていただきました。そして過大に盛り上げた宮崎アニメメドレー、往年の紅白の趣たっぷりの演出で盛り上げた氷川キヨシのズンドコ節など圧倒される事も多々。
明らかなミスも多かったですが、あれだけの物量をあの広大とは言えないステージに投入するというのにいつも驚きます。いつかNHKホールで現場を見てみたいものです。


そんな紅白ですが、NHKの国際放送、NHK WORLD Premiumで同時生中継を行っております。私もこれでみております。
しかし!!国際放送には代表的なものでいうと大リーグ、ゴルフ、そしてオリンピックの映像は放映権が無いため一切放送されません。


今年、オリンピックのテーマソングを歌ったミスターチルドレンの紅白での演出はオリンピックの映像を使ったものが予想されるためどのように対処するのか注目しておりましたが、やはり、というか驚いたことに国際放送専用の別カメラでテロップ無しで放送しておりました。


こんな感じ。


日本国内ではおそらくこの後ろにオリンピックのハイライトが映されていたのでしょう。上空からとはいえ静止画で画面を覆うことを回避したスタッフに感謝。


現在タイは21時59分。行く年来る年を見ながら、日本時間、タイ時間で合計2回の年越しを迎えます。


2009年1月3日追記
NHK国内放送ではこんなふうになっていたみたいです。



やっぱり。これだと360度全部オリンピックの映像になってて一切写せないから上空からの固定カメラとなったのでしょうね。こうした国際放送だけ別映像ってほとんどみたことありませんので、今回はMr.Childrenに相当な配慮があったということでしょう。ちなみにそのあとの石川さゆり天城越え」のイントロをマーティンフリードマンがやたらかっこよくエレキギターを弾いている時、バックに流れていたであろうイチローの映像は静止画覆いといういつものパターンでしたからね。


こうした面からこの番組を見るのも面白いものです。