バンコク・サファリワールドのすべて(2)オランウータン編


さて、タイのバンコクはミンブリにあるサファリワールド。今年で開園20周年を迎える私設の動物園+サファリパーク+遊園地です。エントランスの写真でも分かる通り、経営者は華僑系でしょう。


今回紹介するのはオランウータン。オランウータンといえば類人猿の中でもかなり絶滅に近いといわれる種。希少なため、日本の動物園では1施設にせいぜい2、3頭で、日本全体でも50頭前後。そのオランウータンがここには60頭以上もいらっしゃいます。しかももの凄くトレーニングされてて、ギャグ仕立てのムエタイショー要員として大活躍しております・・・ん?ムエタイショー!?タイの伝統的なあれです。まあ、このショーが悪い意味を多く含んで凄い!旭山動物園のおらんうーたん舎や多摩動物公園のスカイウォーク(←大好き)などと比べると教育的要素は一切ない!


いやーほんと動物園を見るとその国の動物に対する考えがよく分かるものですなあ。



じゃーーん!ショーのスタートはオランウータンオールスターによるオランウータンバンド演奏!全く演奏になっておりませんが・・・背景のセットのケバシバしい地方っぽさにも注目です。



さあ、チャンピオンのオランウータンがやってきました。って!片手上げて上からエレベーターですよ!この手がぴくぴく動いてリアル。



ムエタイとか書いてあります。ここで司会の人とコント。書いてて思いましたけど、これ、日光猿軍団のオランウータンバージョンですな。



ゴングが鳴って試合スタート。お互いにボコボコ殴り合っております。



いろいろあって第2ラウンド。



最後、またボコボコでチャンピオン勝利。ここでチャレンジャーにDr.チェックが入ったり、タンカが来たりと細かいネタが入ります・・・
このネタが細かいんだよね。ラウンド間の足拭きや、入場する時にワイをする所とかね。内容はさておいてそのミスのなさは異常ともいえるほど。まあそれだけオランウータンの頭がいいと思うんだけど。なんでも10年前からクオリティを上げていったとの事。いやー驚きです。