実力十分のルアンパバーン


工場が社員旅行で3日間お休みだったので、前々から行きたいと思っていたルアンパバーンへ。
いやー結果的に素晴らしい体験をさせてもらいました。そのことは下のほうで。
まずはラオス首都、ビエンチャンから。


と、思いましたが家の畑でスイカが取れたのでそれをとってからラオスへ行きましょう!



実は新築祝いの時に出てきたスイカの種を誰かが庭に投げてここまで大きくなったというスイカ。後日食べましたけど、あんまくてスッゲー旨かったです。



この頃の夕方はものすごいコントラストでグッと来る光がバーバーきます。



さてさて、もう何度も来ているビエンチャン。今年もうすでに4回目?ビエンチャンには各国のレストランがあって日本食もたくさんありますが、今回は最近出来たという「じゃぱん亭」へ。ここは日本焼肉が目玉。もちろんお寿司やトンカツなど日本食はたいてい揃っています。



驚いたのは客層。ビエンチャンには日本人が100人単位で住んでいるので日本人が過半数だろうと思っていましたが、ラオス4割、韓国3割、タイ2割日本1割って感じで全然現地化していました。しかも店内は大混雑。もちろん土曜日の夜だったというのもあるんでしょうけど、この混雑ぶりは驚き。なお、ご飯の方は値段相応かと。



翌朝はカオ・ピヤック・セン。うどんに似た米麺だけど、スープがおかゆ状になっていて超やさしい麺。ラオスの麺は面白い。



さて、川沿いの宿からサムローで空港へ。おっちゃんもノリノリで写真。ラオスサムロー運転手はウドンよりは優しいと思う。



こちらラオスの玄関ワッタイ国際空港。実は初めて。こちら、建物のセンスが日本的な構造なんですよね。なんとなく日本の地方空港のにおいがします。



こういう無駄な階段の位置とか。でもでもラオスでは珍しくとっても涼しくて快適なところです。が!ここは国際線ターミナル!国内線はほんと簡素な作りで安心しました。(←この空港、twitterで教えていただきましたが、やっぱり日本の援助で作られたから日本っぽいみたいです。)



国内線ターミナルではココのお店が一番!ラオスといえば〜のバケットサンドイッチ。これにソムタム、もといバクフン入れるのが最高にうまいっす。



ビエンチャンルアンパバーンは飛行機で40分、バスで7,8時間。道が山道なので時間がかかりまくるのです。昼なら一度乗ってみたい。



航空会社はラオス最強のエアライン、ラオスエアー。



機材はいつ買ったの!?っていうくらい新しいATR-72、この前のブッダーエアーでも出てきた現在世界最高のターボプロップ機です。やるなラオエアー。



青の色が独特で美しい。



中はこんな感じで非常にポップ+CAさんもラオス美人。グッときたのでこの後カミさんを生贄に記念写真撮らせていただきました・・・



搭乗中配られるスナックはこちら!フリーズドライフルーツのスナック。これがオイチー!サクサクのにんじんとか、ひさびさにおいしいスナックでした。



そうこうしているうちに、ルアンパバーン空港に到着。
ささーっと宿に移動し、自転車に乗り換えいざメコンへ。



ルアンパバーンメコン川岸にある船着き場。



やたら細長いスローボートといわれる船が行き来してます。
ココはホント癒しスポット。いやルアンパバーン全体がほっと一息スポットの宝庫ではありますが。



地元の人は此の船で川の向こう側へ。



上の船着場からちょっと行ったところのルアンパバーン博物館へ。でもラオスおなじみの12時から1時までオヤスミ技が出たので、とりあえず、中に自転車を駐輪。蝶が舞いまくり。



こちら最後の国王。そう、ここルアンパバーンはフランス傀儡の王朝があったところなのです。この辺の政治的経緯や、独立に絡んだ内戦、ベトナム戦争当時のアメリカとの蜜月、そしてその後のモン族のごたごたなど非常に興味深い(少しグラン・トリノでも出てきましたよね)歴史があるのですが、そのへんは追々にしましょう。



さて、博物館が開かないので向かいのプーシーと呼ばれる小山へ。



この山はルアンパバーン生誕の地ともいわれており、小高い山の上からはルアンパバーンの町全部が見渡せます。ココ以外は平地なのでとても見やすい。いうなれば沖縄伊江島のタッチューと同じ構造です。



にわとり



これ、なんでしょうか>Mikiさん教えてください…



さあそんな感じで400段くらいの階段をはあはあ暑い暑い言いながら登った先にはこの絶景。



小さな町というのが実感出来ます。



頂上には祠があってお祈り出来るようになってます。お供物もたくさんで、猫もおこぼれを貰っているのかこんなにゆったり。



これはバンコクエアウェイズの看板。ううむ!



山を降りて昼食。中にタムマークフン(ソムタム)入れたのがなかったので別に頼んでいれたら〜コレがもう最高に美味しい。なんでバケットとソムタムが合うのか分からないけど、とにかく美味しい。ソムタムもソムタムタイじゃなくてちゃんとパラ使ったソムタムラオ=タムマークフンでないとあわないのも不思議です。



さて、気を取り直して博物館へ。この博物館は元々最後の王家が王宮として使っていたところを博物館にしているため、当時の王様(傀儡だけど)の暮らしぶりが雰囲気がそのまま残っています。この王様、調度品は品がいいし、寝室は一つだけだったり、わりとこぢんまりと生活していたんだなあと好感触です。内部は撮影禁止なのでこちらで。



で、この博物館の展示物で一番驚いたのが、各国から送られた献上品コーナーにアメリカから月の石と月着陸船の模型、そして月まで持っていって持って帰ってきた国旗が展示されていました。まさかラオスで月と、人類で最も長い距離を旅した国旗に会えるとは。そんで時期的にこの献上品はアポロ11号が月着陸した1969年〜1970年ちょいだし、ラオスアメリカからこんな贈り物をしていたということで意味を色々と考えさせられたりもしましたが、別にラオスに限った献上品ではなく、各国に配られたものでした。全く同じケースに入った月の石は日本の国立博物館でも展示されているはずですし、各国の博物館で見られるはず。


内部は撮影禁止だったのでそーっと外から。ちなみに月の石は、0.2グラムで4000ドル以上の値がついたこともあるくらい貴重。おそらくここほど呑気に展示されているところもあんまり無いでしょう。



夕食はtwitterのおかげでお知り合いになれたルアンパバーン在住の方に無理をいってご飯ご一緒させてもらいました。



このカオニャオは初めて。上品だった〜。本当にありがとございました。次回はウドンかビエンチャンで、是非。


一日目、空港に降りた時から暑いルアンパバーン。でも街に入ると三方周りを川が覆っているため気持ちの良い風が吹く。夕方頃になるとちょっと湿った、でも肌を通り抜けていく涼しい風。この心地よさは何かに似ているなあと思ったら、沖縄の島に似ているんだ。景色も人影は多くなくでも少なくなく、時折お経の声が聞こえてきたりしてなんともいい気分になる。田舎、といっても各国の料理も食べられるし、おしゃれな店もあるけれど静か。この居心地の良さは海外とは思えない落ち着きを感じる。此処へ来て確信したけど、やはりラオスに来ると時折ラオスが大好きになる瞬間がある。そんなことを思った一日目でした。