タイ国鉄分補給の旅
最近、こちらでの生活にも慣れきってしまい、多くを望まないようになって来ました。
そんな私もたまに補給しないといけないものがあります。
というわけで工場でボートレースが行われて2連休な週末にバンコクまで鉄道に関連した旅をして来ました。
今回地元からバンコクへ向かうのに使ったのはタイ国鉄東北線の70列車。この70列車は東北線で唯一の寝台1、2等と座席の3等車、さらに食堂車までも連結した列車。日本でいうなら東北本線初の特急、『はつかり』かおなじく東北本線初の寝台特急『はくつる』みたいな最高レベルの列車です。ま、いまでいうと北斗星?
私はこちらに来てから都合4回くらい乗ってますが、いつもは2等寝台のエアコンなしを使ってます。さて、今回予約してみるとエアコンなしが無いとの事。エアコンありは寒くなりすぎるので回避したいんだけどなあと思っていたら駅員曰く、エアコンありでもJRだからベッドが広くていいよとの情報が。なんと今までは東北線に無かったJR西日本から譲渡された14系客車が連結されているのです。これには驚き。
以前連結されていたのはトラン線(脱線事故を起こして14系も大破して今では連結無し)、ウボンラチャタニー線くらいなもので、この東北線には列車の規格の問題もあって導入されないだろうとか言われてましたのでなおさら驚きなのです。なおお値段は下段が800バーツ、上段が750バーツくらいでした。なお未だに3等座席車はタイ人無料政策が続いてますので、比べると結構なお値段です。1等は2人用個室ですけど、一人で2席買えば個室になるタイプの個室なのでかなり割高です。こちらは1500バーツと格安飛行機並みです。
タイで乗る14系客車は懐かしさもありますが、静寂性、快適さで2等エアコン車を圧倒している気がします。イヤホント、快適な車両で昔バカにしていたB寝台の優位性を実感しました。
3時間遅れという半端無い遅れっぷりでバンコクに到着。
さすがに予定していた乗り継ぎ列車が出発してしまっているので予定変更してバスでカンチャナブリヘ。未だに乗った事の無い旧泰麺鉄道のナムトック線へ。
カンチャナブリのバスターミナル。のどかでいいですねえ。
ゆで落花生がうますぎる。
3時間遅れのおかげでナムトック線の往路も出ちゃっているので終点のナムトック駅までもバスで。
いた〜〜! バンコクからバスで追いかけて来たナムトック線。
復路はこのナムトック線に乗車。このナムトック線は旧泰麺鉄道と呼ばれ、日本軍が建設したものです。おなじみのクワイ川鉄橋、戦場にかかる橋の舞台ですね。カンチャナブリからとなりの国ビルマまで繋がる鉄道でしたが、戦争の終了とともに終了。いまでは途中のナムトックまでがタイ国鉄の路線となってます。
カンチャナブリではイースタンオリエントエクスプレスの車両が!
値段を考えるとばかばかしくて乗ることは無いだろうと思っていましたけど、見ると乗ってみたくなりますねえこれは。
五島うどん。
どれも美味しかった〜