満月の夜に


東日本大震災で亡くなられた方々の、ご冥福をお祈り申し上げます。
そして、一人でも多くの命が救われることを祈っています。


私の実家があり、大好きな東日本で大災害が起き、自分はタイにいる。正直今何もできないのがもどかしい。


また小3の時にイギリスの原子力関係施設のドキュメンタリーを見てからというもの、何日か学校を休む程の恐怖を感じ、それからずーっと科学的な興味と利用の危険性を考えてきた原子力。今回の地震でその懸念が現実のものとなり、実際に事故が起こってしまった悔しい、情けない、色んな感情が渦巻いています。


報道、自分の立ち位置、今後の再建、色々といいたい事はありますが、ここからはいつも通りタイからYの王宮をお送りして行こうと思います。
まずは今夜の月。地球に最接近しているようです。



この月の光が不安な夜を少しでも明るくしてくれる事を遠くタイの地より祈っております。
タイからも微力ながら精一杯出来る事いたします。


落ち込みそうになっているとき、明和電機のツイートに励まされました。全く同じスタンスです。引用させていただきます。


『テレビからの映像、続く余震はへこたれそうになるほど「破壊のイメージ」をぶつけてくる。それに打ち勝つには「創造のイメージ」だ。どんな世界に建て直すかというビジョン、イメージだ。』


『今回は日本が壊れた。でも壊れたら治すのがエンジニアだ。さらにもっといいものを作り出すのがエンジニア魂だ。』


原発は僕の親父世代のエンジニアが、豊かな社会のビジョンを抱いて作った、複雑で巨大な夢の装置。その停止を望むなら、僕ら世代のエンジニアはそれに変わるビジョンと夢の装置や社会システムを開発しなければいけない。』