メッシーナ海峡を鉄道航走船で渡る

リパリ島から高速艇でミラッゾまで戻って来ました。


日曜日ということもあり、Milazzo港周辺は結構な賑わいでした。


さて、頃合いのイイ時間になったので港から駅までタクシーで移動。


メッシーナ海峡シチリア島とイタリア本土に横たわる長さ約3kmの海峡。
この海峡を鉄道は船に乗客ごと積み込んで渡ります!
世界中でこうした例はまだありますが、年々減ってきており、貴重な存在です。
ここメッシーナ海峡も橋を架けている最中で、数年後には無くなってしまう可能性があります。



哀愁漂うMilazzo駅正面。



駅前にあるのはこちらの移動販売車のみ。ここで夜食を購入。



駅構内は駅員は誰もいないので、寂しい風が吹き抜けておりました。
夜になるとこの時期結構寒いのです。



定刻にInter city notteがやってきました。
さすがイタリア、タイとは全く信頼性が違う?!列車は12両編成だったと思います。



ちなみに今回はミラッゾを21:25に出発するInterCity notteに乗車。
2等寝台コンパートメントで1人160ユーロ程度でした。 6人用コンパートメントを4人で使います。
他に2人用1等寝台などもあるのですが、値段が結構するので、この2等コンパートメントがおすすめです。
女性だけの車両も指定できます。
ただ、日本の寝台列車やドイツの寝台列車などと比べると、サービスも普通ですし、LCCやフェリーと比べるとそれほどのバリューは無い気がします。
フェリーはいいですね。2人用個室が日本の開放雑魚寝と同じくらいの価格ですからね。



Milazzoから数十分で海峡の街、Messina駅に到着。こちらで4両ずつ切り離して船に突っ込んでいきます。
一番後ろの車両から突っ込んでいく形となります。なお機関車は載せず、ここで付け替えとなります。
この模様を私は客車最前方の開いてた扉から撮影いたしましたので、是非ご覧下さい。ワックワクですよ!



どうですか?!このワクワク感!ワクワクさんを完全に凌駕していると思いませんか?
このシチリア旅行中でテンションMAXになったのがこの時ですね。





我々が乗っていた車両に引き続き、後方の車両が入ってきました!こ・う・ふ・ん!



メッシーナ海峡を渡る約30分間の間は甲板に出たりして景色を楽しむことが出来ます。
案外殆どの乗客が列車から降りて甲板まで遊びに来るのが面白かったです。



こちら操舵室。




鉄道よ!あれがイタリア本土の光だ!


こちらは逆に上陸する際の映像。


このあと列車はローマを目指します。


明日はローマに到着します。