ガティンの季節がやってきた!


ガティンとはここで毎年のようにご紹介してますが、オークパンサーした後、ロイガトン前にやるアレです。
全くわかりませんね。


簡単にいうと年一度の最大喜捨イベントです。
元々は単純に修行の終わった僧侶に僧衣(茶色いアレです)を献納する「僧衣献納祭」でしたが、今では企業やら個人、役所などが献納するお寺、日程を決めて寄付金をかっこ良く集め、派手にパレードしながらお寺に奉納に行き、終わったら飲むという最近のタイでよくある仏教行事をお祭りにうまく結びつけたイベントです。


まずは前夜祭。ガティンの成功を願ってお坊さんが来て、お経を唱えてくれます。その後簡単な食事が出て、希望者でカラオケ大会となります。



これがお供えの一応メインな僧衣です。

毎年出るこのスープを楽しみにしてます。



翌日は朝早くに出発します。



基本、車両でパレードしながらのお寺行きとなります。
寺近くまで行った後は村の人と共にお寺まで歩いて行きます。
その時に重要なのがサウンド。やっぱりミュージックやスピーチが重要です。これがないと始まらない重要な担当。



工場に関係した色々なものを献納します。



ま、メインはMONEYですが。



とにかくこの行事が好きな人が多いです。



村の中を献納品を手に持ちながらパレードします。この時重いものを持つと後で手がプルプルします。特に僧衣は上に乗っかってる飾りが重いので気をつけましょう。



寺につきました。ここを3周します。蜂の巣でかい。



その後、お寺の集会場で全員集合。



持ち寄った品々を献納します。



最近はお坊さんもこの行事を楽しみにしてますのでビデオで撮ったり。



献納終了後、お経を聞き、東西南北に礼。
最後は集まったマネーツリーのマネーを外して集計作業。



金額を発表して全てが終わると、お昼ごはんが出てきます。
今回はスーパースペシャルなおかずとしてサモンウア=牛の脳が出てきました。正直これは極上のおもてなしでビビりましたが、タイはBSEフリーとはいえ、部位も部位なので控えておきました。
味は少し生臭いもののスムースでコクがあって白子に近いようです。




子供たちも年に一度の村での大イベントに興奮気味!
そんな感じで長居しない人は全行程3時間くらいで終了。長居する人はこのままのんびりしていきます。


この行事を迎えると、「ああ、今年も雨季明け、乾季来たな」と実感します。


タイ東北部は今年もまもなく収穫の時期を迎えます。いい年になるようにお祈りしつつ。