ゴッドファーザー PARTlllのロケ地 マッシモ劇場でカンノーリに死す!
!!ATTENNTION!!
この項ではゴッドファーザーPARTlllの物語の結末に触れる内容になっておりますので、ご注意下さい。
!!ATTENNTION!!
パレルモ市街。こちらは新市街ですので、比較的落ち着いている地区です。
午後5時頃の光具合。この具合がずっと続くのですから夏のヨーロッパは楽しいですね。
タバコ屋さん。ここでも写真を撮らせて下さいなといったら、おもむろにポーズを決めてくれております。
とにかく良く喋るのがイタリア。携帯は流行の『スマホ』になっていますが、チャットとかSNSはそれほど使われず、会話がやっぱりメイン。みんなスマホに夢中なアジアの景色とはまた異なります。
さて、ここがマッシモ劇場です。
詳しくはこちらをご覧頂きたいのですが、
http://www.amoitalia.com/palermo/teatro_massimo.html
驚くのはその大きさ。だってMASSIMOの意味はMAXですからね。今で言うとIMAXシアターみたいな感じ。
なんとヨーロッパで3番目に大きいオペラ劇場なのだそうです。
日本でいったら『沖縄にアジアで3番目に大きい動物園がある』くらいの感覚でしょうか。
いや、正直何を言っているのか分からないのですが、とにかく建設当初の1897年に
ここまで大きなものを建てられるほど、シチリアはウハウハだったということでしょう。
なお全部シチリア産の建材を使用し、建設には33年もかかったそうです。
そしてゴッドファーザー パート3で後半殆ど出ずっぱりだったのがこのマッシモ劇場。
双子のボディガードや神父の殺し屋、息子、娘、ドン・アルトベロ、マイケル、ケイ、ヴィンセントなど主要登場人物がアルネリ以外全員集合です。シリーズでここまで全員集合するシーンは他に無かったと思います。そしてシリーズの幕が下りる場所でもあります。
普通ならマッシモ劇場の内部見学ツアーなどをしておしまい、という感じなんですが、なんと行った時にちょうどオペラをやっていたんですね。それもヴェルディ生誕200周年というわけでリゴレットです。だれでも絶対聴いたことのある超有名なオペラなのでこれはありがたい!というわけでデジタル技術の脅威でチケットを購入して観劇いたしました。
ネットで取って、チケットオフィスで紙のチケットに替えて貰います。
席は舞台に向かって右側の最上階。見下ろす形になるため、舞台は見にくい席ですが、ほぼ個室で1人27.5€でしたので、雰囲気を味わうには十分でしょう。日本でオペラを見るとすぐに1,2万するイメージがありますので、それに比べるとだいぶ身近なのかなと。
ちなみに服装は安い上階ではシャツにジーンズくらいのカジュアルな人が多かったです。
さすがに正面二階の良い席は着飾ったマダムやジェントルマンが多かったですが。
ロビーに入ると...Wow!これは映画でも出てきた模型じゃないですか!
この模型、設計コンペティション用に作ったものでそれ自体が文化財になっているんですね。
二つに割れて中が見えるようになっているのも凝っています。
ヴェルディ生誕200年ということでヴェルディオペラの登場人物の衣装が展示されています。
ではチケットを見せて中へ。
中はこんな感じ!どうですかこのこれがオペラ劇場だ!っていう雰囲気。
そしてなんとなくNHKで観た事ある!って感じですね〜
いやホント、でかくて豪華な気分にさせられます。
ちなみに席から普通に前を見るとこんな感じです。
席は小部屋に5人席があり、前列左側2席をしていたのですが、他には誰も来ないので小部屋を占有している感じです。
前3席、後ろ2席なのですが、現実的には後ろ2席は殆ど見えません。
ですのでここに複数グループが来るって事はあまりないのかも。
ここがロイヤルボックス!マイケル達ファミリーが観劇したところです。
今回はビデオ撮影のため、お客さんはおりませんでした。
では観劇スタート!
イタリアと日本の劇場の違いは、写真撮ったり携帯鳴らしてしまったりノイズが結構多いなというのがまず一つ。
ただ盛り上がるシーンや良いパフォーマンスを見せた人に対してはメッチャ盛り上がり、こちらもとても楽しい気分になります。でも人気の無い人やそれほどでも無かったりしたときには声援も少ないのが正直!
当然観ながらカンノーリ食べなくては!ということで購入してあったカンノーリ。
毒入りカンノーリかと思いましたが、入っていなかったのでドン・アルトベッロのように死ぬことも無く、大変美味しかったです。このお菓子、もの凄くハイカロリーで重めに感じている方が多いと思いますが、リコッタチーズなので見た目よりあっさりしててさわやかですよん。
で、約2時間があっという間。
事前にリゴレットのストーリーや日本での公演映像を見ていたこともあり、想像以上に楽しいなと思いました。
最後は大階段の前で記念撮影。ここはマイケルに向けられた銃弾が娘に当たってしまう最後の最後のシーン。
映画と同じ気分で階段に倒れようとしている人は残念ながらそれほどいませんでしたが、とにかく映画の雰囲気がそのまま残っているので、沸々と高揚感が湧いてまいります。行って良かった!!!!
というわけでマッシモ劇場、もちろん見学だけでも良いのですが、是非こちらのスケジュールをご確認頂き、もしちょうどやっているタイミングでしたら観劇する事をオススメします!
http://www.siciliaclub.net/teatromassimo_teatrobellini.html