dp2 quattroの衝撃と歓喜

昨日SIGMAから私が大好きなDPシリーズの新世代機、dp2 quattroが発表されました。






一目見て今売っているどのカメラとも違うデザインに感銘を受けます。
ここまでやるならiPhone並みに左利きの人にも使いやすくして欲しかったですが、この攻めの姿勢、好き。大好き。


デジタルカメラは昔のフィルムカメラと違って液晶を見ながら撮るスタイルですから、それ相応のデザインがあってしかるべきなのです。でも最近はCANONのPowerShotNなどごくわずかな機種を除いて従来のカメラスタイルを引き継ぐ流れになっていました。


今までの35mmフィルムカメラはライカM3やニコンFなど、既にデザインの到達点が決まってしまっているため、越えるものは生まれないと思っています。そのため、それらに似た形に収斂していくのはいいのですが、撮り方が違う以上、デジカメ時代ならではの新しいスタイルの提案が成されてしかるべきと思っていました。実際ムービー用ですが、頭の上につけたりして撮影するカメラのGoProはまさしくデジタル時代専用のデザインになっていて、なんとも痛快です。


その点、今回dp2 quattroは両手+鼻先という3点でのホールディングが出来ないデジカメの撮影スタイルに応じて、右手と左手のみでのホールディングを十分確保し、横幅を広くすることで出来るだけブレが少なくなるようデザインされています。特に右手親指のホールディング性は今までのどのカメラよりも良いのではないでしょうか。


嵩張る、重い、デカイなど否定的な意見もありますし、私も実機を見ないと何ともいえませんが、今のところこのデザイン超好き!ビンビンきてます!
欲をいえばDP2と同じくらいのサイズ、大きさでやって欲しかったですが、まずはこのデザインを送り出したSIGMAに拍手したい。


さらに今回はセンサー改良もされているそうなので、夜でも多少撮れるようになるなら、こんなに痛快なカメラは無いと思います。
DP2の素晴らしい色の雰囲気に比べて高精細化の影響かMerrillセンサーでは若干にじんだ気がする色。この点でも暗くなりがちな2段目3段目の赤緑センサーを青センサーより大きくしたことで、光をたっぷり取り込んで色の雰囲気を改良してくれることに期待したいと思います。そうすればまさに最強!


今からサンプルを見るのが楽しみでしょうがないです!!