A寝台の旅(2)

やっとやってきたSP13。結局定刻の3時間遅れでバンコクドンムアン駅を出発です!
すでに23時過ぎということもあり、食堂車も閉まっているようなので、そのまま就寝。
翌朝5時半の日の出から旅のレポート続きのスタートです。



起きたらちょうど日の出。
列車は3時間遅れのまま、きちんとスライドして本来なら2時半頃通過すべき、
我が愛しの街ピサヌロークを過ぎた頃でした。




これが、あの伝説といってもいい、A寝台個室の全景です。


こうした個室を撮影するのには広角レンズが必携ですが、28mmしか持っていないという
失態をしでかしていたため(というより日本に置いてきている)、Stitchで対応。
約20枚からの合成です。天井が高く、結構広いです。


日本ではあかつきで使用されていたようですが、その頃あったテレビは塞がれています。
ベッドもモケットだったのが革張りに張り直されています。
鍵も電子錠だったのが普通の内側からのみかけられる鍵に変更されています。
洗面台も一応機能しますが、水の出がもの凄く悪く、微妙です。



日本と変わらないのはこちらのスイッチ類。一応係の人が全て教えてくれます。
リクライニング機構もバッチリ機能していました。
残念なのは明かりが蛍光灯色になっているので、夜は監獄感が増すこと。
日本時代は暖色の明かりになっていたはずです。



廊下から中を覗くとこのような雰囲気です。




廊下。私の部屋は9でした。偶数列の方が進行方向側に座れるのでいいかもしれません。



隣はお馴染み開放B寝台です。扉で仕切れるタイプですね。




こちらもモケットから革張りに変更しています。この方が手入れしやすいんでしょうね。



B寝台といえばこの椅子。ここで夜、車窓を見ながらビール飲むのが世界一美味しいですよね。
ここも丁寧に革張りに変更しています。



自動では開かない自動ドア。



こちらA寝台個室に付いている使い放題といえば使い放題のシャワー。
ちゃんと温水対応です。





ウタラディット駅に到着。




自動ドアが自動で開放されていました。



車窓が一番良く見えます。



食堂車に移動。私はここが一番好きですね。



朝食セット。120B。このほかにパンとジュースなどが付いています。




列車はタイ国鉄最難関エリアの山岳地帯に入っていきます。



こちらの出無精系イケメンコックが作ってくれます。






勾配30パーミルって感じの坂をずーっと登っていきます。




デンチャイ駅到着。もうちょっとです。



後ろ3両がJRです。



部屋でのんびりとくつろぎながら。寝台車の昼間の時間帯って最高ですね〜〜




定刻から3時間遅れでチェンマイ駅に到着!
この後プールに行って一泳ぎ、すぐにウドン便に乗って帰宅!
いやー楽しい旅でした。


皆さんもチェンマイに行くことがあればこちらの列車も考慮にお入れ下さい。
いつまでこの状態で走ってくれるのか、それこそ運頼みなところがありますので。