原鉄道模型博物館

4月に行ったのにここで書いていませんでしたね。
横浜駅の直ぐ近くにある、原鉄道模型博物館
ここ、予想以上に良いですよ。




普通、鉄道模型のレイアウトといえばHO。もしくはNです。
HOは世界標準の大きさで世界最大の鉄道模型レイアウトがあるハンブルクのミニチュアワンダーランドもこの大きさ。



でもね、原鉄道模型は軌道幅45ミリの一番ゲージ。HOが16.5mmです。NはNineのNですからわずか9mm。
45mm!!!でか!!

というデカさなんです。HOの3倍近いレール幅。ということは車両もそのまま大きい。



もうね、この大きさに圧倒されるわけですよ。



この大きさだから出来る細部へのこだわり。
私ね、天邪鬼だからか、Nって小さすぎると思うんです。
だってプラレールより全然小さいわけですよ。それってどうなのと。



だからそんなデカさを追い求める人にとって、ここのレイアウトはまさにベストです。




ただ、それはあくまでもこの博物館の一部。ここの展示の肝は原信太郎その人。



子どもの頃から当時の首相の月給より高いライオネル(アメリカ製鉄道模型)をオモチャ屋でツケで買う、という生活を送る完全なる「ボンボンおたく」。
だけどね、金があるだけのオタクには出来ない、アツすぎるモチベーションにクラクラするんです。
会社の欧州視察出張としてウラジオストックからヨーロッパまで全部鉄道旅。さすがです。



まさに正道。マニアの中のマニア。正統派であり、本格派にして異端児。
信太郎の生き方、そのものを味わうための博物館です。



しかもドイツでは実際に電気機関車を営業運転、とかワケの分からないエピソードがゴロゴロ紹介されています。



模型自体も手作り。しかも機構の手の込み方が狂ってる。



今のオタク達に真のオタク道とはNANIKAを永遠に語り続ける、そんな存在だと思いました。












兎に角1度。ご覧あれ。模型好きじゃなくても原信太郎の生き様に感動するはずです。



ちなみにエスカレータも美しい仕上がりです。こちらも是非。