ラオスで味わう、北朝鮮

今回は初ラオスの同期のMOS君がおりましたので、まずはバトゥーサイ、タートルアン寺院へ。ビエンチャンでもっとも有名と思われる観光スポットであります。
そのへんは前々回のビエンチャン紀行で見ていただくとして、今回のビエンチャン最大の驚きは前回訪れた時はやっていなかった北朝鮮レストランが開店していた事です。



タートルアン寺院廊下の模様なんですけど、あいすまんじゅうにしか見えません。暑いしあいすまんじゅうだし、食べたくて仕方なくなりました。あいすまんじゅう。猛烈に美味しいですよね。アレ。



こちら寺院前で営業活動成功のカメラマン。現在ラオスではこのビジネスが流行っていて一眼レフデジタル+キヤノンのセルフィープリンターを強引にバッテリ駆動に改造したものをセットにして記念写真を撮って1、2分で現像してくれます。1枚20バーツとお値段もわりかし良心的なので結構撮ってもらいます。何人も居るので当たり外れも激しいんですけど、逆光でも安心な外部スピードライトを装備した人がおすすめです。


という感じで、ついに北朝鮮レストランへ。こちら、前回の時にも書きましたが、近隣諸国の北朝鮮レストランはほとんど閉店していて、未だに営業しているのはこのビエンチャンくらいなものという今となっては貴重な存在なのです。
タートルアン寺院近くにあるこの北朝鮮レストラン、近寄ってもやってんだかやってないんだか判らないほど、ひっそりと営業しておりました。入り口までいってもまだやっているのか判らないレベル。超暗い遮光フィルム越しに中の電気が確認されたので、恐る恐るドアを開けてみるとやってたー!


中には3人の北朝鮮女性給仕がいて、ラオスとは思えない肌の白さ。清潔感があり、若干の恥じらい感があります。コレが世にいう喜び組に近いものなのでしょうか。我々は不覚にも彼女達のフワフワとした立ち居振る舞いやキムチ、ピピンパなどの分かる韓国語と若干の笑顔にかなり喜ばされました。そして基本的に韓国語しかしゃべれません。片言の英語とほとんど通じないラオス語orタイ語という状況です。ラオスなのに店内は超北朝鮮です。どこに居るのか分からなくなる瞬間です。


とりあえずビールを頼んでみましたが、ここで、この日最大の衝撃が。

なんか見た事の無い注ぎ方!!サイレント注ぎ!


高度に訓練されているのかすべてこの注ぎ方です。ビール瓶のふちのところをグラスに完全に接触させて勢いを殺し、グラス面にだけ流れるように静々と注いでいきます。アンビリーバブル!これが北の正式なビールの注ぎ方なのかもしれません。
これから飲み会等で何の気無しにこの注ぎ方をしている人を見かけたら、北の人かもしれません。気をつけましょう。



そのほかに頼んだのはチヂミと呼ばれるけど明らかにお好み焼きなもの、通常とは違う具が入っているピビンパ、餃子のスープ(コレは美味しかった)、喜びさんがれんみょん!れんみょん!とやたら連呼してキュンとしたので、冷麺。おそらく北朝鮮最大の名物でしょう。麺はぴょんぴょん舎のものとかに比べると噛み切り易く、スープはあっさりしております。梨、松の実などが入っております。味はそれなりといったところでしょうか。前回行った韓国料理店の方が正直美味しいと思いました。


この後、記念写真を一緒に撮ってもらってラオスに帰国。いやー最初は緊張したものの、なかなか出来ない体験をさせてもらいました。



こちらはメコン川ほとり。



友好橋の閉門時間も分かったのでのんびりとメコンの夕陽を見、ビールをまた飲み、タイへと帰国致しました。
また、行くことになるでしょう。ビエンチャン。LOVE。