イタリアの電力事情

ちょっとここでイタリアの電力事情について。


イタリアではチェルノブイリ以降、国民投票でそれまで4基あった原発を停止させました。
その結果、現在国民はユーロ平均の約60%増の電力料金を払っており、フランスからスイスを経由して原発で作った電気を輸入したりしております。
フランスが暑かった年は電力が不足し、大規模な停電も起きております。まさに慢性的な電力不足の国といえます。
そのことについてどう思っているか、日本の事故と併せていっこ下の記事の最後のレストランの親父さんとイタリアの電力について、話しました。


「ずーっと電気は不足してて電気代も高い。でも原発はなにかあったらとても危ない。だから自分たちで止めることを決めた。
ここにはあふれる太陽がある。考え方を変えて次の世代は太陽をエネルギーにして、イタリアを元気にしてほしい。」


おっしゃるとおり。
この人、典型的なイタリアの陽気なおやじといった感じの人でしたが、眼差しは真剣そのもの。
イタリアの人の考え方がとても分かりやすくて好きになった瞬間です。