オルヴィエート 街散策 夕方から夜へ


オルヴィエートの一番大きな建物、それはもちろんどこのイタリアの小さな町と同じくドゥオモ。1290年から建設されたまさに中世まっただ中の建築。


でもここのは街の規模からするとデカすぎ!ってくらいの大きさです。だんだん見えてきました。




このファサード、素晴らしいですよね。宗教建築に興味のない人でもこれは単純に美しい、カッコイイ、荘厳、いろんな驚きの声が上がると思います。



もう少し近づいてみると非常に細かい装飾がしてあるのが見受けられます。



まさに壮大な建築です。これをこの山の上に建てる、建てたっていうことを街の人たちは誇りに思っているんでしょうね。



サン・ジョヴェナーレ教会。こちらは1004年似建設されたオルヴィエートで最も古い教会。こちらは打って変わって素朴な教会。1004年からそこにある、という事実だけでも驚きですが、今でも現役というのがすごいなあ。


さて、オルヴィエートの縁をもうちょっと散歩。
ホントに驚くのはこんなところにも沢山車が駐車されてまして、こりゃコンパクトなのじゃないとダメだなあと。それにしてもすごい駐め方…


コレでれるんでしょうか。



崖のそばから街を見るとこんな感じで、中世に作ったことが信じられないくらいの存在感。



エレベーターに乗ると駐車場に出れます。ここからが一番アクセスいいかも。



すぐに戻って来ました。すごい街だな。


更に驚かされるのはオルヴィエートの地下には広大な洞窟が存在しているということ。すべて人の手で掘られた洞窟には、井戸や小麦粉を蓄える貯蔵庫、道具を修理する部屋、動物の飼育小屋なども造られててガイド付きの見学が出来るようになっています。


というわけで5時半英語の回に間に合ったのでいざ地底へ!

こちらはオリーブの実をすりつぶして油を取り出すところ。未だに残っています。



こちらは井戸。今は閉めてありますが階段がついていて上の地上から降りてこられるようになってます。



もう少し奥に行くとこんな感じで壁に大量の穴が開いてあります。
さてこの穴、何に使っていたものでしょうか?!



という世界ふしぎ発見でミステリーハントしたくなる穴なんですが、なんとレース鳩用の穴なんだそうです。中世に大流行したレース鳩。ここで各穴ごとに鳩を育ててレースさせていたそうです。ここなら外敵に襲われる心配もなく管理がしやすかったとのこと。



右の柵は階段になっててこのレース鳩飼育場のオーナーの家の中庭に通じているそうです。便利だな〜


第二次世界大戦の時には防空壕としても使われたそうです。



鳩が出入りできるように大きな横穴が開いてます。
外はこんな景色。ぶどう畑が広がっています。



地上へ出てきたら猫が。イタリア、猫多いですね。
ちなみに先進国は犬よりもネコのほうが多いそうです。(日本だけ例外的に犬のほうが多い。)



歩き疲れて19時半に予約しておいたレストラン La Palomba(野鳩)へ。
この街で最も予約が取りづらいレストランだそうで、店内は満員!いやー予約しておいてよかった。



前菜。期待感!



で、出てきた名物、黒トリュフを目の前でこれでもかこれでもかとかけまくってくれるエトルリア風ウンブリケッリ(讃岐うどんみたいな太いパスタ)も良かったんですけど・・・

何しろ美味しかったのはこのフィレ肉の黒トリュフかけまくりステーキ!黒トリュフの香りがここまでかぐわしいものとは思いませんでした。これは肉に合いまくりますね。じゅるる〜〜


しかもこれで15ユーロ!やっぴー!


なお、野鳩というお店の名前からも分かるように鳩料理も有名で隣のアメリカから来た家族は鳩焼きを頼んでいてこれもまた美味そうでした。
また食べに行きたい、素晴らしいイタリア料理でした。



ご飯を食べた後は夜の街を散歩。
時間はやっと10時前。



夜のオルヴィエートも大変美しかったです。治安も非常によさそう。
今度はこの街に泊まりたいなあ。



ただ、10時を過ぎてケーブルカーの時間がもうなかったので危うく歩いて帰るところでした。たまたま駅にいたバスに助けられました。


オルヴィエート、また来ますよ!


〜旅の情報〜
レストラン La Palombaについて
http://www.amoitalia.com/orvieto/ristorante.html
オルヴィエートの観光について
http://www.amoitalia.com/orvieto/turismo.html