美深駅・美幸線


6月のバカ旅、二日目は宗谷本線に沿って北上し、日本最北の温泉街、豊富温泉を目指してみました。


この旅の特徴はどこに行くのかはその場で決めるというもの。以前は出発してから天気次第で行くところを決めるスタイルで、学校帰りに能登半島まで行ったりしたためいつからかこの名前を付けて呼んでいるのですが、最近はお互い休みが決まっているため日にちとおおよその行き先は決めるスタイルになってきました。


宿泊に関しては旅の中で決める場合と事前にここというところに決めていく場合と2パターンあり、だいたい1回は旅の中で勘で決めております。


さて、極上の静寂の中、ゆったりとした気分で起きることが出来ました。

朝ご飯はこちら。シンプルで最高に美味い朝飯でした。ホタテの味噌汁良かったなあ〜
ちなみにこちらの写真はOM-D 20mm F1.7で撮ってます。
一瞬、見てフルサイズかと思いましたが、だいぶセンサーの小さい4/3。ここまで写ってくれると嬉しくなります。



宿に別れを告げていざ、下界へ。



美深駅に到着しました。こちらその立派な駅舎からも分かるとおり、特急も停車する有人駅です。
その昔、こちらから美幸線という何とも美しい名前の路線が引かれていました。美幸線は美深から最終的にオホーツク海に面した興浜北線北見枝幸駅まで延伸する計画だったのですが、1964年より美深駅を含めてわずか4駅のみの開業となり、結局1985年に廃線となります。そもそも北見枝幸駅も同じ時に廃線になってます。



そんな美深駅の二階には美幸線の歴史を展示した資料館がありました。



さよなら列車で使われたタブレットや貨物用の封印など見たことの無いものもありました。



日本一赤字脱出記念というのが自虐的ですが、当時は日本一の赤字路線ということで町長がPRして記念切符を売るなどして赤字日本一を脱出できたことがあり、全国的にも有名。ちなみにこの時美幸線に代わって赤字日本一になったのは福岡の添田線とのこと。


ここに描かれている地図、よく見ると美深から終点の仁宇布駅までとその先の延伸区間が殆ど同じ距離くらいで書かれますけど、実際は約3倍の距離があります。よっぽど延伸してオホーツク海を見たかったんでしょうね・・・


この駅で観光案内を見ていると、トロッコ王国という文字が。これは当然この美幸線の線路を利用したものと直感し、トロッコ大好きなトロッカーとしては行くしか無いため、サクッと行ってみることにしました。


次回はトロッコ王国に入国します。