トロッカーの王国、トロッコ王国

引き続いて6月の北海道をお届けしております。
美深駅での情報を元に美幸線の線路を利用したトロッコ王国へ。



ロッコ王国入国間近のところにSUBARUの文字が。近寄ってみると美深スバル試験場。
こんな北の果てでSUBARUに出会えるとは嬉しい限りでした。当然『教授」もこちらに来るのは初めて。
ここは日本最北の自動車試験場で主に冬期の耐寒性能などを試験しているそうです。このBRZも冬期にここで試験したのでしょうか?


「教授」が社員ということもあり、警備のおじさんとひとしきりスバルトークをした後、記念撮影。



ついにトロッコ王国入国です!そしたら入国審査もパスポートの提出もなく、密入国と同時にすぐに乗ってくれといわれて入国料も払わずにトロッコ乗車。
なぜかというとすでに出発しているトロッカー達がおり、折り返し区間までは単線なので衝突してしまうのです。
つまり私達より後に来た人たちは先発隊が帰ってくるまで結構待つ、ということですね。



片道5.5km、往復で11kmあるのでかなり長いです。



元々業務用のこの軌道自転車、HONDAのエンジンが付いてますので、かなりの速度が出て、一切の安全装置がなく、レールのジョイント音、揺れがダイレクトに響いてきますので正直スリルかなりあります。簡単に言うとすっげー楽しいっす!



操作方法はスロットルとブレーキしかないまさに鉄道版カートなのでここで修行すればフェルナンド・アロンソに鉄道で勝てるかもしれません。。。



さて折り返し地点まで来ました。ここではトロッコを心から愛するトロッカー達にたくさん出会えました。



3トロッコでしたので、スリップストリームアタックも可能でした。



帰りもガンガン飛ばして気分はホッケンハイム



無事に帰ってきました。世界一コンパクトな転車台で方向を変えて乗車終了。




倉庫を見せて貰ったのですが、ここに美幸線のモンスターが居ました。
660ccのSUBARU SAMBAR TRAIN。
4WDなので、鉄道でいうと全輪にモーターが付いている状態というまさに美幸最速のバケモノ、「森の中へレッツ号」です。
ちなみに用途はトロッカー達になにか問題が発生した時に駆けつけるSAFETY CARでした。



バケモノの隣にはなんともかわいいキティ号。



こちらのNationalのラジオも現役でした。



エンジン、車体、線路など全てをここでメンテしているそうです。



文鎮化するための線路の輪切り。



これが全号車。いろんなバリエーションがあるんですね。
ちなみにこの王国、国王はふくろうだそうです。



いや、ほんとにこのトロッコはおすすめです。
距離も長いし、スリルもあるし、風景も良いので他ではなかなか出来ない経験が出来ます。
道北にお越しの際は是非!