『スピード感を持って』
最近『スピード感を持って〜〜』という言葉を聞きますが、何とも違和感を感じます。
これって慎重にやらずに大胆にやるとかそういうことですよね。
『早め早め』とか『勢いよく』とか『なるべく急いで』とか言い換えれば良いと思うんです。
そんなに英語使いたいなら『スピーディーに』でいいでしょ??!
なんで『感』を『持』たないといけないの!!?
数年前、糸井重里のWEBサイトで会社に入るまでは使わないような言葉をオトナ語といって楽しんでおりました。
オトナ語の中で英語を使ったものは
- 〜〜マターで
- フィックスする
- ペンディング
などがあり、『意味が良く分からないけどちょっとかっこいい英語』を動詞的に使ったものでした。
この辺は会話の中で使うと何ともいえない高揚感と背徳的なダサさがあります(^^;)
しかし『スピード感を持って』は『小学生でも分かる英語』+『感』+『を持って』と分かれており、
上記のオトナ語の持つ高揚感がなく、曖昧さとダサさのみで構成されているのが新しいオトナ語の特徴といえるでしょう。
しかもlyをつけて副詞形に変化させればそのまま言い換え可能という間抜けさもあります。
ただし、この『〜感を持って』は応用が利きそうです。
lyをつけると副詞になるような『小学生が知ってる英単語』に『感を持って』をつければ何でも作れます。
パッと思いつくだけでも
- クイック感を持って
- ファイナル感を持って
- フレンド感を持って
- ノーマル感を持って
- イージー感を持って
おお!それっぽい感じがすでに漂ってきていますね〜
これらの新しい『〜感を持って』、折角なのでじゃんじゃん使っていきたいと思います。